面白歯ブラシ〔コップの要らない噴水つき歯ブラシ〕

歯を磨いたあとで口をゆすぐとき、歯ブラシをコップに持ち替えるのが面倒――そう思ったことはありませんか? そんなちょっとものぐさな人にぴったりの歯ブラシ「Rinser」が、現在予約受付中です。

歯ブラシの柄の部分にくぼみと小さな穴が空いていて、くぼみの部分に水を注ぐと、穴から水が噴水のように出てきます。これでコップがなくてもうがいができるわけです。さらにブラシの部分は交換可能なので、歯ブラシごと取り換える必要はなし。

皆さん、お一つどうでしょうか?(笑)

「リンガライズドオクルージョン」

「リンガライズドオクルージョン 義歯の咬合・インプラントの咬合」松本直之・市川哲雄 監著 永尾寛・友竹偉則・石田雄一・石田修 著 医歯薬出版
 この専門書は咬合の基本的な考え方から臨床までを広く扱っています。
 咬合学は歯科学において避けては通れない学問です。また、理論も様々あり混乱しやすい内容かも知れません。
 このリンガライズドオクルージョンは1970年に発表された咬合論で現在の義歯の咬合論の中心の咬合論だと思います。(Payne Modifide Set-up法・Gerberの顆路説等もありますが・・・)
 私の臨床でも総義歯治療はリンガライズドオクルージョンを与えることが多く、臨床にも応用がしやすいと思います。
 そのリンガライズドオクルージョンの咬合論・排列・咬合調整法が書かれています。症例も載っていますが私としてはもっと症例を増やしていただきたいところです。
 また、インプラント咬合論にも少し記載がありますが、現在もインプラント咬合には結果は出ていませんが側方力を避け顎堤に対して垂直方向に力をコントロールするリンガライズドオクルージョン咬合は理にかなっていると思います。
 100ページの本ですので気軽に勉強できるのではないでしょうか?!今度、続編で症例集なんて見てみたいものです。

「支台歯形成のかんどころ」

「支台歯形成のかんどころ-うまい形成 下手な形成-」 嶋倉道郎・田中卓男 著 クインテッセンス出版
支台歯形成について初心者向けにエラーの多いところなどを丁寧に書いてあります。
実際の臨床ではなく模型写真を中心に編集してあります。私としては臨床例も載せていただきたいところです。
この頃注目されている、接着ブリッジの形成についても載っておりお得な感じです。小冊子もついていますが私にとってはあまり使い道がわかりませんでした。オールカラーで写真が多いので読みやすいと思いますよ。
支台歯形成は、一つ一つのポイントをチャックし、全体のバランスをみて丁寧に形成することが大切で、しかし、長時間の開口は患者さんが苦痛ですのでスピーディーに形成することも必要ですよね。
私も、形成はけして上手ではありませんが、日々自分の形成を見直すことが大切と思います。
この専門書は、自分の形成をもう一度見直すいい機会になるのではないでしょうか?