《破折歯接着治療実習セミナー》

今日は札幌のモリタで《破折歯接着治療実習セミナー》を受講してきました。講師は破折治療の第一人者 北海道大学の 菅谷 勉先生です。菅谷先生は、10年前ぐらいでしょうか?!岩見沢歯科医師会主催の講習会で受講して以来の受講です。

今回は実習付きということもあり楽しみにしていました。隣の席は苫小牧で有名なT橋先生と偶然に一緒になり大ベテランの先生が受講されていたのでびっくり&尊敬致します。

拡大治療をし始めてから10年ぐらい立ちますが、症状がなくても破折(クラック)を見つけることは多いです。また、破折は様々なパターンはありますが、歯科疾患の中の原因としてはかなり多くあると思います。ただし、診査・診断時に破折を確実に診断できないことも多く、原因が破折でも原因不明と言われていることもあると思います。

今回のセミナーでは、破折した歯を、口腔内で接着する方法・口腔外で接着する方法(再植法)を学び、今までも破折治療していましたが改めての確認と新しいエビデンスを勉強することが出来ました。

この破折歯接着治療はなぜがほどんど海外では行われておらず(再植術もそうですが) 日本が最先端を行っているようです(アメリカの歯内療法専門医の方々もしていないそうです)。多分、予後の不安やテクニカルエラー そして、成功の鍵として歯根膜の状態が大切ですがその歯根膜の状態を客観的に診査する方法がなく、ポケットの深さだけでは判断できないこともあると思います。(特に急性期の検査結果は当てにならいなと思います)

このセミナーに向けて菅谷先生の著書も読んだので今度レビューします。

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UCLA International Endo Symposium 2日目

8日(2日目)は会場は青山のタカラベルモントで行われました。講師はUCLAの歯内療法専門医のオールスターです。各先生のが1時間ずつレクチャーしていただきました。もちろんすべて英語での講演ですが、清水先生が丁寧に同時通訳していただいたお陰で私のような英語オンチでも理解することが出来ました。

大学の講師の方ですので、少し固いイメージがありましたが、今の世界のスタンダードの歯科大学での歯内療法がわかりました。一人1時間ですので、深いディスカッションはありませんでしたが、清水先生から教えていただいた内容の真髄がUCLAにあるんだなと感じました。今後もこのようなセミナーを続けていただきたいです。(さすがにパイプ椅子での6時間近くの着席はおしりがしびれました(笑))

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UCLA International Endo Symposium 1日目

6日は申し訳ないのですが診療を早退して7日朝からの UCLA International Endo Symposium  を受講してきました。会場は1日目は上野のヨシダです。

今回はロサンゼルスで開業されている歯内療法専門医 清水藤太先生のFBのつながりの先生を中心に募集されていまして、楽しみに参加してきました。講師は1日目は清水藤太先生と東京で歯内療法専門医として開業されている寺内吉継先生です。寺内先生はある先生に曰く世界一根管内破折物除去の上手い先生です。

FBのみのCMでしたがたくさんの先生が参加されており、さすが世界の清水先生だなと感じました。清水先生のセミナーは3回目ですが毎回勉強になることばかりで勉強になります。アンチカーブファイリングを忘れてしていないことがあり、自分の診療を再確認しました。

寺内先生は、書籍等で拝見していましたが講義は初でした。大変、話が面白く1時間の講演では時間が足りなく消化不良な感じをしました。 NiTiファイルの話や診査・診断の話は大変興味深くまた聞きたくなる内容でした。

ランチョンセミナーでは安藤彰啓先生による《痛み》のセミナーは口の痛み原因は歯だけでなく脳腫瘍も原因の一つになるといった深い内容でした。(安藤先生は日本に6人しかいない口腔顔面痛の専門医です)

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