驚くほど臨床が変わる! Dr.瀧野裕行のインプラント実践講座

3月23・24日と大阪で行われたセミナー「驚くほど臨床が変わる! Dr.瀧野裕行のインプラント実践講座」を3回コースを受講してきました。講師は題名からわかるように歯周外科・インプラント治療のスペシャリストの瀧野裕行先生です。瀧野先生は有名な先生でWEBや著書では勉強していましたがリアル講義は今回が初めてです。土曜日の大阪行きの出発が90分の遅れで土曜日は遅れて参加してしまいました。(30分ほどですが・・・)今回は医院力とテッシュマネージメント(軟組織)についての回です。いつもながら楽しい講義の中に随所にポイントが隠されており聴き逃がせません。私の質問にも丁寧にお答えしていただき疑問点が解決して私なりにスッキリです。先生自身が「大変オトクなセミナーでしょう!?」言われていましたがまさにその通り、なかなか聞けない興味深い内容もありました。(ここでは書けません!「笑」)次回は5月骨造成コースです、参加を楽しみにしたいと思います。

即時治療の真髄

3月10日 札幌で行われた「即時治療のの真髄~確立された治療概念とその戦略~」と題したセミナーに参加してきました。講師は審美治療で有名な小濱忠一先生です。先日、同題名の著書も販売されそれに合わせてのセミナーとなりました。抜歯即時インプラント治療は特に上顎前歯部では待時埋入に対し唇側歯槽骨・治療期間等の待時埋入に比べ多くの利点があります。しかし、即時埋入の特徴もよく勉強しなければならない要因も多数あります。その一つに埋入位置はシビアなものとなり成功の一つの大きな要因になっています。最終的には術者が診査・診断し埋入タイミングを考えるわけですが小濱先生のようなベテランの先生の長期症例は説得力があると感じました。現在のインプラントは一〇年余後も良好であるため長期に機能・維持していることが大切です。当院でも採用しているプラズマ照射によるインプラントフィクスチャーのフレッシュ化は効果のある方法との内容も今回のセミナーに含まれていました。当院でも抜歯即時インプラント治療は特に上顎前歯部では対応することも多くあります。今後は臼歯部へと対応をしつつあります。条件が揃い治療期間が短くなることは患者さんにとっても恩恵はあると思います。そのためにしっかりとした治療・治療計画が必要と考えます。

THE GBR ハンズオンコース

2月24日25日と2日間 東京 高田馬場で「THE GBR ハンズオンコース」を受講してきました。講師は日本的に有名な 中田光太郎先生、若手の注目の安斉昌照先生にお二人です。中田先生は歯科業界のレジェンドの先生ですし、安西先生は私と同じ日本歯科大学卒業ですが現在、様々な場所でインプラントセミナーを開催している注目の先生です。今回は著名なお二人の先生からインプラント治療に必要になることが多いBGR(骨造成術)を2日間で2頭の豚を使用してみっちり勉強してきました。GBRが世に出て20年以上経ちますが現在では安定した治療法になっています。ただし、技術的に知識的にバージョンアップし続けなければならないジャンルの一つと感じています。お二人には私のような歯科医師にも優しく丁寧に教えていただけたことが心に残っております。今年は中田先生監訳のアーバン先生(GBRの世界的大家)の第二弾の専門書も発売とのことで楽しみです。50代になってもまだまだ吸収する内容が盛り沢山なインプラント治療、若い先生にも負けないように鍛錬しなければなりません。

『口腔外科専門医による抜歯ハンズオンコース』

2月18日 大阪で開催された『口腔外科専門医による抜歯ハンズオンコース』を受講してきました。講師は熊本開業の歯科口腔外科専門医 松原良太先生です。今回は私にしたら珍しくインプラント関係ではないセミナー受講です(笑)全く関係ないわけではありませんが・・・。今回は「抜歯」です。我々 歯科医師は歯を保存することが大切な仕事ですが、歯を抜歯しなければいけないことも多くあります。特に親知らずに関しては20代で抜くべきで、欧米のように歯列不正のことを考えて10代で抜歯することも多くあると聞いています。20代で抜歯すべき理由として顎骨の柔らかさ・抜歯部位の治癒の良さ・智歯の前の歯を虫歯にさせてからだと治療部位が大きくなる傾向があることなどが挙げられます。私も20代~30代の方で親知らずがあれば積極的な抜歯をオススメしています。もちろん事前にCTを撮影し、麻痺の心配がないような抜歯を心がけるのは当然です。その抜歯ですが、親知らずは骨の下に埋まっていることが多く抜歯時に骨の削除が必要なことがあります。その抜歯は普通抜歯に比べ難易度が高く、1時間かかって抜いたなどと聞いたことがあります。術後の痛みや腫脹は手術時間に比例することが多く、歯科医師としてはよりスピーディーに無痛に安全に抜歯をしたいと誰でも考えます。私も口腔外科出身ですので現在積極的に親知らず抜歯を行っています。

今回、自分の行っている抜歯術が専門医から学びもう一度見直す意味で受講してきました。抜歯は歯科診療の中でよく行われる治療ですが、いざ勉強すると思うと書籍がある程度でセミナーはなかなか無い事が多く セミナーニーズも少ないのかもしれません。

松原先生から細かな丁寧な講義を聞き、模型実習で復習も兼ねてしっかりバージョンアップしてきました。受講生は若い先生が多い中 中年おっさん歯科医師は汗をかきながら勉強してきました(笑)