歯の神経の創傷治癒を促すメカニズムを解明-できるだけ削らない治療へ

新潟大学は、歯の中にある歯髄と呼ばれる神経組織の傷の治癒期における、炎症や痛みに関与する生体内物質プロスタグランジン E2の輸送経路と新たな役割について明らかにしたと発表した。

むし歯は進行すると歯の内部組織である歯髄に波及し、炎症や痛みを生じる。歯科医師は、むし歯による感染が歯髄にまで達してしまうと歯髄を除去し、いわゆる”神経を抜く”治療をするが、この除去は歯をやむを得ず削ってしまうため物理的に歯を脆弱化させ、将来的に喪失リスクが高まってしまう。そこで、歯髄自身が持つ高い自己治癒力を利用した「できるだけ歯を削らない」治療法を考えたということだ。

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DESIGNS FOR VISION, INC.

今回は拡大鏡の話です。今までサージテルの10倍を使用していたのですが私のすきなメガネフレームが製造中止でいつも中古を探しては使用していました。カッ良くは無いので歯牙私の頭に合っていました。新しいメガネフレームはライトとレンズが重いためずれて来てしまい私には合いませんでした。また、前のメガネフレームは曇るのを予防するためにレンジを外して使用していました。

FBを閲覧していましたらある先生のページに拡大鏡の記事があり閲覧。私の知らないメーカーでした。それが《DESIGNS FOR VISION, INC.》医科ではかなり有名らしく1961年創業で、埋め込み型拡大鏡を世界で初めて開発し、アメリカでは外科分野で90%以上の拡大鏡シェア、歯科分野では50%以上のシェアを獲得しているそうです。

また、拡大鏡の倍率の基準はメーカーによりさまざまで、Designs For Visionの倍率は、ジオプターを元に測定しているそうです。例えば、Designs For Visionの2.5倍が10ジオプターに対し、他社の2.5倍は8ジオプターが多く、2.5倍で比較した際に拡大画像に明らかな差が出るようです。試しにDesigns For Visionの最大倍率8倍を借りてサージテル10倍と比べるとサージテルで言えば12倍前後ある感じに見えます。

早速、注文しましたがアメリカでオーダーメイド製造のため2ヶ月ぐらいかかりました。もちろん、オーダーメイドですので色々と測定してもらい作製。現在はDesigns For Vision 8倍に乗り換えて使用しています。いい感じですよ!

《限られた時間・限られた器材で行う訪問診療における義歯修理のコツ》

《限られた時間・限られた器材で行う訪問診療における義歯修理のコツ》 竹前健彦 著 医歯薬出版

義歯好きにはたまらない本が出ました。何気なく注文した本ですが面白くて1日で最後まで読んでしまいました。けして訪問診療だけでなく普段の保険診療にも十分役立てることの出来る内容となっています。ところどころにエビデンス的な内容が書かれていますがそれより竹前先生の長い臨床経験から得られて短時間に効果的な義歯の調整・修理法が書かれています。まさに《コツ》です!総義歯に始まり、パーシャルデンチャーまで実にわかりやすく書かれています。ところどころ そうだよねぇ~・なるほど~!的な内容が盛り沢山です。竹前先生が往診で早く患者さんに食べられるようにすることが命を救うこととを考え懸命に治療している姿が浮かびます。普段の義歯調整治療でつまずいたり、新製まで6ヶ月待てないときは答えがあるかもしれません。私の中で久々のおすすめ本です。88ページの厚い本ではありませんが内容はかなり濃いと思います。ただ残念なのが2色刷りの本ですので写真が鮮明ではなくカラーでみたかったです。パート2に期待です。

歯周病によるアルツハイマー病悪化メカニズムの解明に期待!

九州大学大学院歯学研究院の武 洲准教授と中西 博教授らの研究グループは、リソソーム酵素カテプシンBが歯周病原因菌であるジンジバリス菌(Pg菌)の菌体成分リポ多糖(LPS)を全身に慢性投与することにより誘発されるアルツハイマー様病態の原因酵素であることを初めて明らかにしました。

近年、重度歯周病の罹患と認知機能低下との相関性が報告され、Pg菌LPSがアルツハイマー病患者の脳内に検出されました。このためPg菌が脳炎症を引き起こし認知症の悪化を招くと考えられますが、詳細なメカニズムは不明です。研究グループは、Pg菌LPSを全身に慢性投与した中年マウスではミクログリア活性化による脳炎症、アミロイドβ(Aβ)のニューロンにおける産生・蓄積ならびに学習・記憶能力低下などアルツハイマー様病態を発症することを明らかにしました。驚いたことに、若齢マウスはこのようなアルツハイマー様病態を示しませんでした。さらに遺伝子欠損マウスを用い、カテプシンBがPg菌LPSの全身への慢性投与により誘発されるアルツハイマー様病態に関与する原因酵素であることを突止めました。

今回の研究により、カテプシンBは歯周病によるアルツハイマー病の誘発と症状悪化に関与する原因酵素となることが示唆されました。このことから、カテプシンB特異的阻害剤は歯周病によるアルツハイマー病の発症と症状悪化を阻む可能性があると考えられます。

リソソーム酵素カテプシンBが歯周病から脳への炎症シグナル伝達に関与することを明らかにしました。また、中高年者では特に歯周病がアルツハイマー病の悪化因子となることが示されました。カテプシンB阻害剤を期待するより、まずは口腔ケアが重要です。(インターネットより)

*お口の健康が認知症を予防できる可能性をしめすエビデンスが出てきました!