《新・顎関節症はこわくない》 砂書房 木野孔司・杉崎正志・和気裕之 著
この本は題名のごとく顎関節症の本です。専門書では無く一般向けの書物です。大きなイラストが多く、待合室や患者さん説明用に良いと思います。私も患者さん説明用に使用しています!この本の前の本は絶版になっており、今回購入することがやっと出来ました。
著者の一人の木野孔二先生は東京医科歯科大学で顎関節症治療を行っている専門医です。私も先生の直接勉強させていただきました(過去のブログを参照)。そこでこの本を使用し患者さんに説明していました。私もTCHの是正を中心に患者さんに顎関節治療を行っています。
現在の顎関節症治療は世界的に見ても咬合調整・外科的な治療等の不可逆的な治療は否定されつつあります。北海道ではまだまだTCH(歯の接触癖)の言葉すら普及していません。効果のある治療法と感じています。現在、専門書はありませんので(歯科展望に掲載されたことはあります)是非、歯科医師の方も読んでいただきたい一冊です。