《臨床根管解剖》

《歯内療法 成功への道 臨床根管解剖 基本的知識と歯種別の臨床ポイント》 木ノ本喜史 著 

歯内療法(根の治療)専門書です。180ページ オールカラー

個人的に歯の解剖を勉強したくて購入してみました!この頃、歯内療法治療を行っていますと改めて口腔解剖(歯の解剖)の重要性を認識しているもので・・・。

木ノ本先生が「はじめに」の章で書かれているように歯内療法学の名著「Pathways of the pulp」〈ちなみに日本語版はありません,現在まで10版まで発売されています。私は未読(笑)〉に負けないように日本での最高・最新の教科書を目指したというだけにかなり充実した内容になっております。

題名のごとく歯の解剖を上顎・下顎、前歯部・臼歯部を詳細に書かれています。また、著書は臨床医であり、臨床よりの内容になっており(臨床テクニックも書かれています)、私の様な開業医には読みやすい内容になっています。所々にコラムが書かれておりこの内容も重要な事が書かれています。所々に世界の論文を引用して書かれていますのでそれぞれの項目に説得力があります。

初めての歯内療法を行う初心者歯科医師には経験不足から理解が難しい内容もあるかもしれませんが、数年臨床経験あり、より歯内療法を勉強したい歯科医師には良書ではないでしょうか?!

今後もこのシリーズは続く予定の様ですので楽しみなシリーズになると思います。

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