《How to Endodontics》


《ビジュアライズドイラストレーションズ How to Endodontics The State of the Art》クインテッセンス出版 寺内吉継 著
歯内療法の専門書です。アメリカ式歯内療法の手技や理論を細かく勉強することが出来ます。歯内療法は、世界的に見てもアメリカが最新治療を行っているようです。
オールカラーで顕微鏡下の写真も多数掲載されています。また最新の機材の紹介も多数載っています。
すべての症例を顕微鏡下・自費診療での歯内療法ですので私のような保険診療で歯内療法を行っている歯科医師にとってすべてを導入することは難しい部分のあると思いますが、複雑な見えない歯根を頭の中で三次元的に考えたり、Access Cavityの章は大変勉強になります。
私もこのAccess Cavityをしっかりすることがその後の根管形成に影響が大きく、根充にも影響が出てくると思います。また、MB2(上顎大臼歯近心頬側根第二根管)の存在も拡大鏡(10倍)を使用しますと、かなりの大臼歯で発見できることが多く、MB2を治療することにより症状の沈静化することが多いと思います。
本書は症例数が少ないのが残念ですが、歯内療法アドバンスコースの専門書だと思います。自分の一つずつの行程を見直すには最適ではないでしょうか 🙂