17日は神戸で行われたセミナー『その歯、本当に抜きますか?』を受講してきました。講師は歯内療法専門医 福西一浩先生 と 歯周病専門医 白石和仁先生です。両先生ともに初聴講でしたが日本を代表するスペシャリストの2人です。コラボセミナーでした。
お二人の先生の共通点はインプラン治療はあくまでも補綴治療の1つに過ぎず、天然の歯が最も良く、その歯を保存することに最大限努力することが歯科医師の使命であると言われていました。通常、保存不可能と他院で宣告された歯を見事に長期保存している症例は驚愕です。また、エビデンス中心のアメリカ的な治療方針についての危険性も説かれていました。今回は細かな術技の講義ではなく、診査・診断を中心に歯科医師の使命感のもと全力で治療に当たる尊敬すべき歯科医師の姿を垣間見れました。私個人として、両先生に対する憧れと歯科医師としての自分の仕事を見直す良い機会になりました。