歯学博士の江上一郎先生によると、「ガムを噛むことは健康に繋がる。ガムを噛むことで口腔内の洗浄を担う唾液の分泌が促進されるのが一番の理由」とのこと。
1mlの唾液がロ腔内の細菌を90億個も取り除くと言われており、唾液分泌量が少ない人にとっては有効だ。また、ガムを噛むことで咀嚼力の衰えを予防したり、顎の関節を強化することはもちろん、精神のバランスを整えるセロトニン神経を活性化させるという面でも効果的だという。大リーグの選手がバッターボックスでガムを噛んでいるのも、セロトニンでの緊張感緩和を意識してのことだ。
キシリトールやCPP-ACP(リカルデント)を配合したガムについては、天然素材の甘味料を使用しているため、むし歯の原因となる酸をほとんど生み出さない、歯垢を付きにくくするという点で有効とのこと。また、噛む時間も大切なポイントになってくる。「味がなくなった時点で捨てずに、長く噛み続けることが重要です。噛み疲れた場合は、舌の上に丸めて置いておく。そうすれば、唾液が出てきます。ロ腔内は異物を感じると唾液を分泌する仕組みになっていますから」と、20分程度は噛み続けることが必要とのことだ。ご存知の通り、ガムに限らず噛むという行為は全身を活性化させるために重要な働きをしている。ロ腔内の洗浄をはじめ、肥満予防、脳の発達などその効果は大きい。とかく日常の食生活において、噛む回数が少なくなっている現代人にとって、ガムを噛むことは有効だろう。
私はガムが好きではないので、噛む事が少ないですが(クチャクチャしている様が嫌いなもので・・・)、ガムを噛むことによっての効能も沢山有りますね!出来れば歯磨き後は砂糖の入っていないガムが理想ですね。20分以上です(笑)味気ないですが・・・・