歯内療法:ゲーツドリル#3をみなおす

歯科医師にとって歯内療法は歯の保存の観点からもきちんと行わなくてはいけない歯科治療の一つです。(手の抜いてよい治療なんてないのですが・・・)インプラント専門医でもなんでも抜歯してインプラント治療は間違った考えだと私は考えています。

田舎の歯科医師は、日頃の勉強にネット環境が大変重宝している事実があります。特に今年のコロナ影響下ではなおさらです。

私の歯内療法の考え方を決めていただいたがロサンゼル開業の清水藤太先生です(私が一方的に尊敬しているだけですが・・・)。その清水先生のFBの中を見返してみるとゲーツドリルに関してのコメントがあり、この数ヶ月改めてゲーツドリルの素晴らしさに一人感動しています。清水先生はゲーツドリルの#3をヨシダ エレメントモーターについて使用しています。私も同様にエレメントモーターを使用して根管の歯冠側1/3をゲーツを使用して拡大します。その後根尖方向を拡大するのですがニッケルチタンファイルに対する抵抗が少なく、明らかにファイル破折抑制に働いていると思います。根管の複雑な形態をシンプルにする役目をゲーツドリルが担っています。コストパフォーマンスも良いし、歯内療法のプラスになることは間違えないと思います。ニッケルチタンファイルだけで根管拡大することも可能かと思いますが、洗浄効果やファイルに対する抵抗軽減に役立つと思います。私は抜髄・感染根管ともにゲーツドリルの恩恵をもらっています。オススメです。(歯科医師以外の方はスルーして良い内容でした!)