久しぶりのこのコーナーですが、この頃また根管拡大方法を変えました。前の方法で特に問題はないのですが、より安全にと言った感じでしょうか?!(穿通 そしてゲーツの流れは変わりません)以下マニアックな内容になります。
NiTiファイルは現在はボルテックスブルーファイル 06テーパー #15~40を使用(以前使用していたレシプロやウェーブワンはもっぱらガッタパーチャ除去用にと考えていましたが超音波の方が早くて折れる心配もないので使用頻度は減っています)根管に負担をかけない方が良しとするならば細いファイルから順々に太いファイルのしたほうがやさしいような・・・。1本ファイル形成は早い、ファイル交換が必要ない等の利点がありますが、すべて術者目線のような・・・。
エンジンがTFアダプティブ用のモーターに変えました!(根管内の拡大時クラック防止のために) 切削能力は通常回転のモーターのほうが良いと思いますが、これでも特に拡大に問題ない感じです。またこのモーターのヘッドが極小なのがオススメです。
清水藤太先生の話では、NiTiファイルの登場で拡大形成が早く・的確になったが根管クラックの問題が出てきているとのこと!そして、超音波洗浄の金属製チップや逆根管形成の金属製チップがクラックを起こしている可能性もあるとのこと、温度や時間・パワーには十分気をつける必要があるようです。私は根管洗浄時は、超音波より洗浄効果が衰えると言われていますがエンドアクチベータを使用して洗浄しています。このエンドアクチベータはチップがプラスチック製ですので根管を傷つける可能性が低くなるようです。金属チップを使用時には根管に触れないように微弱にして洗浄が良いみたいです。ただし、湾曲している根尖付近は根管に金属チップが触れないように当てるのは難しいような・・・。エンドアクチベータのチップは作業長から1ミリ程度アンダーにして私は洗浄しています。根尖から洗浄薬は出したくないので!そして洗浄の専門家?小林千尋先生が話されている根尖部に吸引チップをおいて根管上部から薬液を流し還流させて洗浄する方法と2パターンで徹底洗浄しています。
続きはまた!