糖尿病を歯ぐきににじむ血から見つける、歯医者の「ついでの検査」も?

歯科医院を受診したときに歯ぐきからにじむ血から糖尿病を見つけ出す。そんな仕組みが有効なのかもしれない。

歯ぐきの血を調査: ニューヨーク大学の研究者たちを中心とする研究グループが、米国公衆衛生学会が発行するアメリカン・ジャーナル・オブ・パブリック・ヘルスで2015年2月25日に報告した。2013年〜2014年に、歯科を受診した約400人を対象に、歯ぐきににじんだ血液を乾燥させたものと指先を針で刺して出した血液について、血糖値の指標となるHbA1cの検査の結果を比べた。

s-歯と歯肉57(110500057)

歯科診療で糖尿病も: 対象者のおよそ半数で、糖尿病もしくは糖尿病前段階であることを示すHbA1cの上昇を確認できた。このうちおよそ4分の1は既に糖尿病の範囲に入っていた。歯ぐきから採取された血液のHbA1cが高くなるほど、指先から取った血液のHbA1cも高くなった。歯科診療の際に歯肉溝の血液サンプルを採取して、糖尿病予備軍を見つけたり、糖尿病であると分かっているならば血糖値を調べる検査を取り入れたりするのも良い。研究グループはそう指摘している。(インターネットニュースから)

☆これからは歯科医院で健康診断の時代が来るかも?!一石二鳥?!!