27日は午後から札幌でGC友の会「総義歯がわかれば補綴がかわる~日常臨床をレベルアップ!~」講師は 大阪県開業の奥野歯科医院 奥野幾久先生です。
講演内容は総義歯についてですが、デンチャースペースを確認するために口腔内にテッシュコンディショナーを入れて発音をさせてスペースを探る方法は初めて見ましたが興味深く勉強させていただきました。奥野先生は大学の補綴出身ですので総義歯の配列までご自身で行っているとのこと、技工ができる先生は素晴らしいですよね!私には真似できません(汗)
奥野先生の最終総義歯の目標として1.スムーズな開閉口運動が可能 2.偏心運動時では義歯が動揺しない円滑な滑走 3.片側性咬合平衡が確立している 4.タッピングポイントが収束と咬合面の均等なバランス の4つを目標にしているとのこと。咬合の安定は総義歯の完成度を決める重要な項目です。そして、それをすべての症例に実現するには難しい項目であることも事実と思います。
*会場の周りの桜もアップします。