〈イギリスの歯科保険制度は?〉

イギリスにはナショナル・ヘルス・サービス(National Health Service)と呼ばれる国営の健康保険制度があります。この制度は通常、頭文字をとってNHSと呼ばれています。NHSは第二次世界大戦後、「揺りかごから墓場まで(from the cradle to the grave)」というスローガンで知られる高福祉政策の一環として生まれました。現在でも医療費は原則的に無料です。ただし、実質的にはまったく無料というわけではありません。
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 イギリスの歯科治療の場合は、同じNHSに加入している歯科医の場合でも、医療費はプリスクリプション・チャージのみというわけにはいきません。6カ月に一度の定期診断の場合、歯石取りなどを含んだ料金が16ポンド50ペンス(2,300円ほど)、抜歯や詰め物などの治療費が45ポンド60ペンス(6,400円ほど)、歯冠や入れ歯、ブリッジなどが198ポンド(28,000円ほど)となっています。この三段階のシンプルな料金制度は2006年から始まったものですが、ちょっと首をひねりたくなるのは、治療してもらう歯の本数にかかわらず治療費は一定であることです。つまり、歯を1本治療しても2本治療しても同時治療なら料金は同じなのです。

NHSのプリスクリプションチャージについての貼り紙 また、妊婦さんと出産後1年間以内の女性は無料で歯科治療が受けられます。子供の治療費も無料ですが、日本では自己負担となる歯の矯正に関しても、子供は無料となっています。歯の矯正は一般の歯科医デンティスト(dentist)ではなく、矯正専門の歯科医オーソドンティスト(orthodontist)が行います。親知らずの抜歯も、日本での歯科治療とは異なっています。多くの場合、親知らずの抜歯はデンタルホスピタル(dental hospital)と呼ばれる歯科専門の病院で全身麻酔を使って行われます。

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以上のような記事を見つけました 🙂 国によっていろいろな保険制度があるんですね!日本でも今年の4月から歯科保健改正があります 😀