[青森]体動く限り口の中のぞく…歯科医師・伝法谷八千代さん 85歳


歯科医として65年もの経歴を積み上げてきた大ベテランの日課は、今も変わらない。町民の口の中に目を凝らし、その健康を守る。「虫歯のない、きれいな歯の町民が増えた。少しは、貢献できたかな」。

 旧車力村(現つがる市)に生まれ、1945年に地元で開業した。村で唯一の歯科医院は患者であふれ、昼は治療、夜は義歯作りと、寝る間を惜しんで働いた。結婚を機に、旧中里町(現中泊町)に拠点を移し、歯科医療機関の少ないへき地での出張診療に携わった。冬には、十三湖周辺の山あいで、そりを走らせ診療に向かったこともある。

 ほどなくして、町内の学校の歯科医を任された。まだ歯科衛生に対する意識の低い時代。歯磨きの習慣も定着していなかった。出向いた先々の学校で、虫歯の子供が多いことに驚かされた。「これは何とかしないと」。生徒たちに無償で歯ブラシを配り、歯磨きのやり方を丁寧に教えて回った。

 昨年、40年以上続けた無償配布を打ち切った。「歯ブラシも上手に使えるようになったし、虫歯も減ったからね」。歯科衛生の意識は確実に広まったと手応えを感じている。「痛がらずにご飯をおいしく食べられるのが一番」と表情を緩めた。

 今も1日20人ほどの患者を診る。患者の中には開院当時からの懐かしい顔も交じる。「まだまだ現役を退くわけにはいかない。体の動く限り、口の中をのぞくよ」。

以上のような記事を見つけました 🙂
先生の年齢まであと40年以上ありますが、頑張っていただいている歯科医師をみると私もこれからも頑張らなくちゃっと思います 😉
今日も患者さんのために自分が何が出来るのかを! 😀