昨日 診療後 岩見沢歯科医師会主催のセミナーに参加してきました。実は岩見沢歯科医師会学術の部員もしており、診療を18時で終わらせていただき会場へgo!
講師は札幌で開業の佃 宣和先生です。佃先生は歯周病の専門医ですが、今回は歯内療法で話をしていただきました。
講演の中で先生が言われていた内容ですが 私も同意することがありました。ここからは私見も含みますのでご了承ください(また マニアックな話ですみません)
それは他院で歯内療法を行って疼痛等の不快症状が出て、当院に来院してきた時の対応についてです。自院でも長期(3ヶ月以上長期に歯内療法を行っている治療に関しても ただし、診断の見直しは必要ですが)の場合も同じです。
対応方法はスバリ《何もしない》(歯内療法だけに・・・)っとダジャレではありませんがこれが正解かと思います。
ただし、確認事項があります。他院から自院に来院にケースは感染根管治療がほとんどではないでしょうか? まず、1.対合歯との接触をなくす(側方運動時も確認) 2.う触探知液をかけてう蝕が残存していないか確認後、ラバーダムが掛けれるぐらいレジンにて側壁を作る 3.根管長測定器で根尖までの穿通しているか確認(麻酔も必要の時もあります) 4.次亜塩素酸ナトリウムにて徹底洗浄(根尖外には絶対に出さないように圧に気をつける) 5.根管中には何も塗布薬を入れずに3ミリ以上の仮封を確実に行う(私は水硬性セメントを使用) 6.鎮痛剤 場合により抗菌剤を投薬 以上
特に2と5がポイントかと思います。 感染源はどうしても根尖部にある良いな感じがしますが歯冠側に原因があることが多いと言われています。初診時は洗浄効果を上げるため歯冠側のみの拡大で良いと思います。前医でどのような治療を行っているかはわかりませんので一度無投薬で経過を見ることが重要かと思います。FC等の薬物性刺激による疼痛も疑います。次回から症状を聞き 通常の感染根管治療に移行します。まずは患者さんの痛みのコントロールを考え スタートに戻ってみることがポイントかと思います。