12日 夕方から札幌で《歯髄細胞バンク研修会》を受講してきました。この事業のシステムは患者さんから抜いた乳歯(20歳まで)から神経(歯髄)を取り出し、培養し、今後更なる発展が期待させる再生医療に役立てるシステムです。通常、破棄してしまう歯を有効利用する方法ですね。歯髄から幹細胞を培養する方法が、様々な点で有利ということです。細胞増殖の点や脳梗塞・血管障害・深い虫歯等に今後利用可能になるそうです。脊髄損傷の方に、親知らずから採取した歯髄を培養し幹細胞をつくり患者に移植することにより今までは治療不可能な状態が軽いキャッチボールが出来るまで回復した事例もあるそうです。(他の幹細胞では効果がなかったそうです)。また、神経を抜いた歯に幹細胞を移植して歯髄を再生する研究も行われているそうです(様々な条件が必要かと思いますが・・。もちろん感染した歯は不可能かと思いますが・・・?)
現在、インプラント治療は乳歯・永久歯に次ぐ第三の歯とも言われていますが、第四の歯として再生医療が身近になる時代が来ているのかもしれません。大きく期待したいところです。