11月26日 東京 田町で開催された「Non-Membrane Technique Hands-On 2023 in Tokyo」を受講してきました。講師は村辺 均 先生・岡 昌由記 先生・神山洋介 先生の3名の先生です。ノンメンブレンテクニックは村辺先生が考案したGBR法の1つと思ってください。通常 GBRといえば骨補填材等を吸収性(非吸収性)メンブレンを使用してインプラント治療や再生療法に応用することが多いと思いますが、GBRのポイントの一つに骨補填材を入れた部位(部分)の形を保つことが重要となります。縫合や粘膜の力・頬粘膜の圧などで変形してしまい、骨造成のほしい部分に骨補填材がとどまってくれないことがあります。そのため、チタンプレートやメンブレンの固定が重要と言われてきました。しかし、メンブレンの使用により特に非吸収性メンブレンの感染や裂開の可能性を広げる可能性もあります。そこで村辺先生は生体接着剤ベリブラストを使用し骨補填材をまとめて骨造成することにより不形成が高まり、そしてリグロスを追加し骨・歯周組織再生能力の向上を期待する方法です。エビデンスとしてはまだまだのところはありますが村辺先生の様々な長期症例は、経験からくる説得力はあると感じました。今後、様々な先生が臨床応用することによりエベデンスも充実してくるかもしれません。患者さんの低侵襲で術者にとって簡便であることはエラーも少なく全てではありませんが正義といえるでしょう。今後の経過に期待しております。
*今回の参加で日本歯科大学のバトミントン部時代に大変お世話になりました鈴木 久史先生に25年以上ぶりにお会いできました。鈴木先生も覚えていただいたようです感激でした。なお、鈴木 久史先生は「B.O.P.T.(ボプト)テクニック」のスタディグループ【B.O.P.T.Japan】(ボプトジャパン)の活動を設立者で超有名な方で活躍されている先生です。