1日2日と2日間 北日本口腔インプラント研究会主催の救急救命講習会でした。
私は、AHA公認インストラクターとして参加させていただきました。救急救命は日常よく遭遇する事柄ではないですが、突然必要な事態が起きえます!
そこで、北日本口腔インプラント研究会では、繰り返し会員の皆様に復習することで身につけるようにしています。呼吸の確保・心臓マッサージ・AEDの使用等沢山の内容を勉強していきます。
〈部分床義歯の設計と咬合 インプラントより義歯で治す31提言〉 丹羽克味 著
「咀嚼・咬合論」の作者 丹羽克味 先生の義歯の専門書です。
2011年に総義歯の専門書が出ており、その第2弾の局部床義歯編です。総義歯の専門書はニーズもあることで専門書は多くありますが、局部床義歯になりますと少なく感じます。実際の臨床では局部床義歯治療の方が多いのではないでしょうか?
この専門書は、図が多く、提言ごとに章が分かれており臨床医には読みやすい専門書になっていると思います。31の提言として丹羽先生が様々なアドバイスが満載です。実際の臨床を沢山行った結果得られた内容が多く、臨床医には納得する内容もあり勉強になるのではないでしょうか。
本の中で先生は、装着後の咬合のチェックや義歯の適合を必ず長期的・定期的に行う必要を強く訴えております。私の同感です!義歯は生涯無調整は不可能と考えていますし、装着時問題がなくても数ヶ月後・数年後には必ず修正が必要と思います。
丹羽先生の咬合論(リンガライズドオクルージョンとグループファンクションを中心とした咬合論)には賛否両論あると思いますが、特に義歯の咬合はシンプルに考えることも必要と感じています。患者さんが噛みやすく、歯科医師が確実に付与しやすく、経過を観察しやすい咬合が適切な咬合ではないでしょうか?皆様はどう考えますか?
設計を技工士任せにするのではなく口腔を診査を直接することの出来る歯科医師が積極的に行う事が必要と思います。たとえ、保険の義歯であろうと・・・。
「保険総義歯のススメ 箸の文化に適応した、前歯で噛み切れる」 河原英雄・松岡金次・河原昌二・須呂剛士・河原太郎 著 クインテッセンス出版
久しぶりに保険総義歯に特化した参考書です(昔、村岡秀明先生が保険義歯の専門書を出しています)。オールカラーで上質な紙に印刷され、写真もとても綺麗です。
内容は、特に排列(咬合調整)を中心に書かれています。印象・咬合採得はサラリといった感じで義歯形態や外形については全く書かれていないのが残念です(総ページ:50ページ)。DVDも17分間のダイジェストな感じの物になっています。総義歯の専門書にしては低価格だなと思いましたが内容も物足りない感じがします。
欧米人の食生活にはリンガライズドオクルージョンでも良いが、日本人には前歯でかみ切れるフルバランスドオクルージョンが適切であると本書に書かれています。
症例も1症例しか載っておらず、残念な感じですが、今後、続編が準備されているのでしょうか?(詳細編とか?応用編とか?)
著者の河原先生は著名な先生で初めての義歯の専門書で私は飛びつきましたが、もう少し詳細な内容と症例を見てみたいです。続編に期待!!