インプラントマスターコース第5回

25日はインプラントマスターコース第5回目を東京 錦糸町で受講してきました。今回は個人的に楽しみにしていた、結合組織移植についてです。インプラント治療時に硬組織(骨)の増大と同じ位大切な軟組織の治療です。一節には結合組織が歯槽骨に転化する可能性もあるそうです。

骨に関しては骨補填材がありますが軟組織特に結合組織は生体から取る必要があります。もちろん自己の結合組織です。口腔内の場合、口蓋からの摂取が普通です。そのため繊細な術式が必要と思います。今回は模型実習で次回は豚骨実習を予定しています。確実にレベルアップできるようにがんばります。

「コンプリートデンチャー鈴木哲也のマスター1」

久々の専門書レビューです。大変勉強になったのでレビューします。

コンプリートデンチャー鈴木哲也のマスター1
ランクアップのための知恵と技
鈴木哲也・古屋純一 著

総義歯の患者さんはまだまだ地方にはたくさんいらっしゃいます。全ての方がインプラントにより咀嚼機能を回復できるわけではなく、保険診療での義歯を希望される方も多いのが現実ではないでしょうか?

鈴木哲也先生はわかりやすい講義をしていただく義歯好きならみんな知っている有名な先生です。私も何回か受講させていただきました。今回の専門書は、是非 義歯作製をよく行っている先生が読むと「なるほど!」と言える内容が満載です。それぞれの流れの中でのポイントがわかりやすく書かれており、自分の診療の流れの追加点や工夫点がきっと見つかると思います。ちょっとしたチェックポイントが大切なポイントと気付くでしょう!実に臨床家向けの参考書となっています。私の診療では往診での義歯治療を多く対応する必要がありますので短時間に効率的に治療する必要がありますので役立ちます。本の後半には軟質リライン剤やシングルデンチャーにも追求しています。自分の総義歯の見直しに、お盆休みの読書に おすすめです。写真が多数ありますのでビジュアル的に頭に入ってくるのではないでしょうか!?

 

インプラントマスターコース第4回

21日は東京 上野で開催されたインプラントマスターコース第4回に参加してきました。今回はリッジプリザベーションとCGF&AGFです。抜歯をしたあとの抜歯窩の骨は吸収するのが常ですが、少しでも骨吸収を抑えてその後のインプラントをしやすい環境を作る治療方法です。条件が整えれば抜歯即時インプラントも可能かと思いますが根尖病巣等の感染がある場合等、8ヶ月以上の抜歯窩の治癒を待ってからインプラントと治療するのが理想的なこともあります。どの時期にどのようなインプラント治療を行うかを診査・診断する必要があります。

今回もたくさんの内容を吸収できたと思います。今後もがんばります。