痛みを伴わない虫歯の根管治療法が開発される!?

虫歯の治療は大人になってもできれば避けたいものですが、虫歯が歯の根や神経まで進行してしまった場合、強い痛みを伴う「根管治療」が必要となります。そんな中、インド・ニューデリーの「All India Institute of Medical Sciences(AIIMS)」の歯科医であるNaseem Shah氏とAjay Logani氏が、従来の根管治療よりも安価で痛みのない虫歯の治療法を開発しました。
AIIMSの教授たちによって開発された痛みのない根管治療法は「SealBio」と呼ばれており、患者自身の幹細胞を利用する技術で、米国特許商標庁に特許取得を申請中、オーストラリアではすでに特許を取得しています。
根管治療を行うには、厳しい練習や歯科的スキル・歯科医との臨床経験・根管を詰めるセメントに関する技術や知識など、さまざまな要素が求められますが、この技術が実用化されれば従来の根管治療を行う必要がなくなるとのこと。根管治療とは違う治療法であるSealBioでは、根管に患者自身の幹細胞を詰めることで組織障壁となって虫歯になった患部の再生を可能にします。
虫歯に侵された根管を幹細胞で満たすことで、数週間から数カ月かけて組織を徐々に修復。AIIMSの歯科医によると、SealBioの技術は従来の治療法で利用する設備を必要としないため、患者に痛みを感じさせないだけでなく、治療にかかるコストや時間も削減できるとのことです。
Shah氏はすでに複数の患者に対して臨床実験を成功させており、Kusuma生物学スクールの教授Seyed Hasnain氏は「この再生技術は、根管治療だけでなく歯科学全体の臨床的状況に影響を及ぼすかもしれない革新的な技術です」と話しています。

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この治療方法が確実な効果があるようでしたら、一般的に難しいとされる根の治療に対する新しいアプローチとして期待します。実用化には、まだまだ問題があると思いますが・・・。三嶋直之

歯がない人ほど肺炎に! 細菌で感染!!

抜けてしまった歯が多い人ほど肺炎で亡くなる危険性が高いことが、名古屋大や京都大などの研究グループの調査でわかった。歯がない人は口の中に細菌が多く、肺にも感染しやすいためだという。

 名古屋大大学院医学系研究科博士課程の須磨紫乃らは、全国の歯科医師会の会員約2万人を対象に、歯の状態や健康状態などについて回答してもらい、その後に亡くなった人について死因を調べた結果を分析。肺炎による死亡率と、抜けた歯の本数との関係を調べた。

 肺炎の死者は計55人。抜けた歯が4本までの人と比べると、年齢や肥満などの影響を差し引いても、5~14本が抜けていた人は危険性が1・74倍、15~27本の人は2・37倍あった。4本の親知らずをのぞく28本がすべて抜けていた人の危険性は、2・77倍あった。

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歯の大切さが改めてわかりますね。一度抜けた歯は二度生えてきません。そのためにも早期発見・早期治療・3~4ヶ月おきの定期検診をオススメします!

親の喫煙が影響!受動喫煙で子どもの歯周病リスク増大の恐れ!?

いろいろな動作・その他シーン18(110304018)喫煙にも気分転換などメリットはあるのですが、一方で重大な健康被害のリスクがあることは広く知られています。例えば歯周病の罹患と喫煙にも関係があるとご存知でしたか?

 ■家族の喫煙によって歯を失う恐れも

自分でタバコを吸っていなくても、家族の誰かが吸っていれば受動喫煙で歯の健康や美しさが損なわれてしまう恐れもあるのです。自分、あるいは家族に喫煙者がいる方は、タバコをやめる・やめさせる努力をしてください。吸うメリットは人によって一部あるのかもしれませんが、そのメリットをはるかに上回るデメリットが存在します。ヤニで歯の美しさが損なわれるだけではありません。喫煙を継続すると歯周病のリスクも高まります。歯周病は歯と歯茎の間に細菌が潜り込み、歯の土台となる骨を溶かしてしまう病気です。悪化させると歯を失う恐れまであります。歯を失ってから禁煙をしても手遅れです。

 ■喫煙で歯周病リスクが高まる仕組み

タバコの煙にはニコチンをはじめとする4,000にも上る毒性、発がん物質が含まれるといわれています。喫煙によりニコチンを体内に取り入れると、歯と歯茎の周りの血管が収縮を始めます。血行が悪くなると、歯周病菌と戦う白血球の出動も少なくなります。新鮮な血液の循環が、歯周病菌の活動を水際で食い止めているのです。1日のタバコ量も問題ですが、喫煙期間も考えなければなりません。喫煙を止めたからといって、すぐに歯周病のリスクが少なくなるのではありません。長く禁煙をして初めて、歯周病の原因が消失していくといわれています。

 ■喫煙は歯の見た目の美しさも失わせる

タバコを吸った瞬間に、心身上の重大な不調が出てくるわけではありません。ですが喫煙を続けている以上、歯の健康と美しさは時間をかけて少しずつ確実に失われていきます。(インターネットニュースから)

喫煙は、特に歯周組織(歯ぐき)の治癒や健康維持を阻害、そしてインプラント治療による初期固定や維持に影響を与えると言われています。今日から0本は難しくても20本を19本には出来るのではないでしょうか?! まずは減煙から!家族のためにも!!

《炭酸飲料の飲み過ぎで歯がヤバイことに!なんと25歳で総入れ歯・・・》

「歯」に関する恐ろしい話題がオーストラリアより到来だ。

ウィリアム・ケネウェルさん(25)は炭酸飲料大好き人間であった。特に好きなのがコーラである。もともと水をあまり飲めないタイプで、しかもホテルという職場柄、コーラに手を伸ばすことが多く、かなり日常的に飲んでいたようだ。

その量、1日6~8リットルである。

そんな「コーラ漬け」の毎日を送っていたウィリアムさん、もともと歯が弱かったのに、更に悪化。どんどん虫歯になっていったのだった。

「なんだか最近具合も悪い」と心配になったウィリアムさんはここでようやく歯医者へ。

すると歯科医はウィリアムさんの口内を診て絶句。ふつう、大人では23本程度ある歯が13本しか残ってなかったのだ。しかも残った13本は抜歯しなければいけないほどの傷み具合。

・・・ということはウィリアムさん、25歳の若さで「歯なし」ということになる。

そして最悪なことに、体の不調はこの虫歯のばい菌が体中に入っていったことによる敗血症が原因だったのだ。敗血症は放っておけば重篤な症状を引き起こす。もう抜くしかないのだ。

その結果、ウィリアムさんは25歳で総入れ歯だ。

335mlの缶コーラに含まれている砂糖の量は39グラム。これを何本もがぶ飲みしていれば、大量の糖分が歯・歯茎に行き渡る。冷静に考えてみれば結構怖いのだ。(インターネットニュースより)

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私も20代の総義歯作製の経験があります。理由は様々ですが・・・。コーラ等の炭酸飲料や砂糖飲料の飲み過ぎが酸食症を引き起こすこはわかっていますし、かなり危険な事もわかっています。何事もほどほどにしないと上記のような事柄になりますから注意が必要です!三嶋直之