レーザーを用いて歯のエナメル質を修復する技術を開発?!

近畿大学は、レーザーを用いてハイドロキシアパタイトの膜を直接歯に堆積させてエナメル質を修復する技術を開発したと発表した。

虫歯治療では、金属の詰め物や被せ物のほか、レジンを用いる方法が多用されている。近畿大学生物理工学部の研究グループでは、歯の主成分である ハイドロキシアパタイトをシート状にした「歯のばんそうこう」と呼ばれる修復技術を開発してるが、シート状のため大きく欠損した歯には適応できなかった。

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インプラントでも自然な噛み心地 ?!

虫歯などで失われた歯根に代えて顎の骨に埋め込む金属の器具「インプラント」に、歯周組織のもとになる細胞を加えて神経機能を回復させるマウスでの実験に、理化学研究所多細胞システム形成研究センターなどのグループが成功した。人にも応用可能で、食べ物の硬さや柔らかさを感じる自然な「かみ心地」が戻り、食事の満足度向上が期待できるという。英科学誌サイエンティフィックリポーツ電子版に掲載された。

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アナタの口が臭い理由、教えます!

以下、歯学博士 江上一郎先生の話。

口臭は、『生理的口臭』と『病的口臭』に分類されます。

生理的口臭とは、日常生活において誰もが起こりうる口臭を指します。起床時、空腹時、緊張時、疲労時、加齢などの生理的な理由で、『だ液の分泌が低下すること』によって発生します。自浄作用があるだ液が減少すると、口の中で細菌が増殖します。その細菌が、舌や歯ぐきの粘膜、食べかすなどに含まれるタンパク質を分解するときに発するガスが口臭となります。特に、一日のうちで起床時は、口の中の細菌の数が最も多いことが分かっています。だ液1ミリリットルに含まれるその数は、ウンチ10グラムにいる細菌に相当します。私はまず、起床時に歯を磨くことを勧めています。その理由は、歯磨きをせずに朝食を食べるとウンチ10グラムに存在する細菌を一緒に食べていることになるからです」

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