《補綴臨床テクニカルノート》


《補綴臨床テクニカルノート クラウン・ブリッジ編》 医歯薬出版 河野正司・金田恒 著
この本はおもしろいですよ!A5サイズで価格も少しお買い得(笑)、私的には、ちょっとした休憩やトイレタイムに良い感じです(著者の先生には失礼ですが・・・)
2色刷りで手書き風のイラストが多数載っています(このイラストがいい感じでわかりやすい!)。普段の臨床に役立つアイデアや注意点が満載です。
歯科医師の仕事は理論に沿った治療を行うのはもちろんですが、技術も必要です。素早く・的確に治療していくことが患者さんに快適な治療を受けていただけるコツの一つだと思います。そんなコツが載っていますよ!
是非シリーズ化することを望みます!トイレで読む歯科専門書を(笑)怒られそう・・・ 😛

《よい義歯 だめな義歯》


《よい義歯 だめな義歯 鈴木哲也のコンプリートデンチャー17のルール》クインテッセンス出版 鈴木哲也 著
久々の歯科専門書レビューです。
義歯の専門書ですが、鈴木先生の講習会は数回受講していましたが、単独の専門書は初めてかと思います。先生の講習会と同じで優しくわかりやすく書いてあります。
また、オールカラーで写真や図が多くカラーアトラス的な感じで、さらっと読みやすくなっています。特に下顎の総義歯の顎舌骨筋周辺の形態については大変勉強になります。顎骨と総義歯のCT画像が説得力があります。鈴木先生の書いてありますが咬合についての記載はありません。その点が残念です。咬合編の第二弾のありそうな予感です。
総義歯の形態については勉強になり、患者さんの旧義歯の問題点を考えるときに参考になると思いますよ!義歯の好きな方は是非、購入してみては!!

《必ず上達 抜歯手技》


久々の歯科書籍レビューです 😛 クインテッセンス出版 《必ず上達 抜歯手技》堀之内康文著。抜歯は普段、頻繁に行われる治療の一つです。また、患者さんからは嫌がれる治療の1位・2位では無いでしょうか? :-! そんな、抜歯は的確に迅速に予後が良い治療を心がけたいと日頃思っています。初心者もベテランの先生のこの本を読むと必ず一つは勉強になるポイントが満載です!年間600本近い歯を抜いている抜歯のプロの堀之内先生の本は説得力があります。ビジュアルが多く、自分が興味のあるところから見ていくだけでもいいと思います。11月13日に第24回 口腔インプラント臨床コロキウムで特別講演でお呼びいたしました!私がこの本に出会って、研究会の先生に紹介し、実現しました 😉 写真はそのときの堀之内先生との記念写真です 🙂 是非、観てみてください 😀

〔シリーズ MIに基づく歯科臨床01 外傷歯の診断と治療〕

〔シリーズ MIに基づく歯科臨床01 外傷歯の診断と治療〕 月星光博 著〔クインテッセンス出版〕

必読の参考書です:-) 私の診療所では日常で歯が破折・脱臼・骨折など数ヶ月に1度あるかないかの治療になります =-o ほとんどが未成年者で部活や運動時の転倒などで歯が脱臼してくることが多いです。また、小児は転落時に顔面をぶつけて脱臼なんてことも多いようです :-!この参考書は、この外傷歯にポイントをしぼり、内容豊富に書いてあります 🙂 月星先生は外傷歯や歯牙再植の分野では有名な先生で、その分野のプロだと思います 🙂 月星先生の本はしばらく絶版になっていたので、リニューアル出版されてうれしい限りです 😉 なかなか外傷歯の参考書は無いものです。毎日の診療には必ず出くわすことはないですが、外傷は急患で来ることが多いですので勉強しなければいけません =-o つい先日も女の子が前歯を完全脱離で来院しました :-! 急いで再植術を行い、2週間後には見事に回復していました 😀 未成年者で脱臼してから1時間以内だと再着が可能性がかなり上がるそうです 😀 もし、皆さんも歯が脱離したら、口の中に入れて持ってくるか牛乳にいれて持ってきてください!絶対にゴシゴシと歯を洗ってはいけません :-! 根の表面にたくさんの組織がくっついていてそれが再植には必要なのです 😉