親の喫煙が影響!受動喫煙で子どもの歯周病リスク増大の恐れ!?

いろいろな動作・その他シーン18(110304018)喫煙にも気分転換などメリットはあるのですが、一方で重大な健康被害のリスクがあることは広く知られています。例えば歯周病の罹患と喫煙にも関係があるとご存知でしたか?

 ■家族の喫煙によって歯を失う恐れも

自分でタバコを吸っていなくても、家族の誰かが吸っていれば受動喫煙で歯の健康や美しさが損なわれてしまう恐れもあるのです。自分、あるいは家族に喫煙者がいる方は、タバコをやめる・やめさせる努力をしてください。吸うメリットは人によって一部あるのかもしれませんが、そのメリットをはるかに上回るデメリットが存在します。ヤニで歯の美しさが損なわれるだけではありません。喫煙を継続すると歯周病のリスクも高まります。歯周病は歯と歯茎の間に細菌が潜り込み、歯の土台となる骨を溶かしてしまう病気です。悪化させると歯を失う恐れまであります。歯を失ってから禁煙をしても手遅れです。

 ■喫煙で歯周病リスクが高まる仕組み

タバコの煙にはニコチンをはじめとする4,000にも上る毒性、発がん物質が含まれるといわれています。喫煙によりニコチンを体内に取り入れると、歯と歯茎の周りの血管が収縮を始めます。血行が悪くなると、歯周病菌と戦う白血球の出動も少なくなります。新鮮な血液の循環が、歯周病菌の活動を水際で食い止めているのです。1日のタバコ量も問題ですが、喫煙期間も考えなければなりません。喫煙を止めたからといって、すぐに歯周病のリスクが少なくなるのではありません。長く禁煙をして初めて、歯周病の原因が消失していくといわれています。

 ■喫煙は歯の見た目の美しさも失わせる

タバコを吸った瞬間に、心身上の重大な不調が出てくるわけではありません。ですが喫煙を続けている以上、歯の健康と美しさは時間をかけて少しずつ確実に失われていきます。(インターネットニュースから)

喫煙は、特に歯周組織(歯ぐき)の治癒や健康維持を阻害、そしてインプラント治療による初期固定や維持に影響を与えると言われています。今日から0本は難しくても20本を19本には出来るのではないでしょうか?! まずは減煙から!家族のためにも!!

おもしろニュース:脱走した囚人が向かった先は歯医者→治療後自首?!

スウェーデンで、1人の囚人が歯医者に行くために脱走した。 あまりにも歯が痛くて、もう我慢できなかったそうだ。 51歳のその囚人は、ベーナシュボリ市にある開放刑務所に服役中で、毎月一回、歯科検診を受けていた。 歯が痛くなった時、囚人は看守に訴えたが、何日経っても処置が施されることはなかった。
そうこうしている内に、炎症を起こした囚人の歯は、耐え難い痛みを伴うようになった。 痛みに耐えかねた囚人は、自力で歯医者に行くために、刑務所からの脱走を決意した。
「もう顔中が腫れあがっていたんだ。兎に角もう、我慢できなかったんだ。」
囚人は後に、地元紙にこのように語っている。
幸か不幸か、囚人は開放刑務所という、比較的警備が緩い刑務所に服役していたため、脱走はそう難しいことではなかった。 囚人は歩いて刑務所の外に出て、最寄りの歯医者を見つけて受診した。 そこで、痛みの根源となっていた歯を抜いてもらった。 治療後、囚人は今度は最寄りの警察署へ行き自首した。 警察署の警官は、彼を刑務所へと車で送り届けた。
刑務所関係者は囚人に厳重注意をし、刑期を1日伸ばすペナルティを与えた。 同時に、刑期終了までの間、囚人は自由に刑務所内を歩くことが許されず、牢の中で監禁された。
その囚人は今、刑期を終えてシャバの空気を吸っている。
「歯痛から解放されたことは、今でも嬉しく思います。」と、脱走したことを特に後悔はしていない。

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歯の痛みのつらさは世界共通ですね!痛くなる前に早めの歯科医院への受診を!!

歯科医師臨床管理委員会

s-P1050382s-P1050383今日は祝日ですが朝から札幌で北海道医療大学歯科医師臨床管理委員会に

参加してきました。私の病院:みしま歯科院も臨床研修施設に指定

されています。

近年は、国家試験の難易度も上がり、合格率も低迷しているようです。卒業後、研修を希望しても国家試験の不合格ため、研修をすることができなくなってしまうこともあります。私の国家試験の時も難しいとよく脅されましたが現在はもっと難しくなっているようです。歯科診療は歯科医師免許をとらなくては当たり前ですが診療できません。

受験生の皆さん、大変だと思いますがあと少しでライセンスが取得できます。がんばってくださいね!!

《石器時代人の歯は現代人よりも健康!?》

 古代人の歯は現代人の歯に比べて健康的だったことが、オーストラリア、アデレード大学オーストラリア古代DNAセンター所長のAlan Cooper教授らの研究でわかり、研究論文が「Nature Genetics」掲載された。

過去7,500年にわたるこの口腔衛生の悪化は、ヒトの進化や産業化が原因で口腔細菌が変化した結果であり、これらの変化が口腔やその他の慢性的な健康障害をもたらしたという
Cooper氏らは、欧州の有史以前の人骨34体から発見された歯石に保持されていたDNAを調べた。これらの検体を用いて、石器時代から最後の狩猟採集民、中世、産業革命の食品製造導入後まで、口腔細菌の変化を分析した。その結果、ヒトの行動や食事の進化は口腔衛生に悪影響を与えた。
Cooper氏は、「口腔細菌の組成は農作開始時と、150年ほど前にも大きく変わった。産業革命で加工糖と小麦粉が登場すると、口腔細菌の多様性は激変し、虫歯を引き起こす菌が優勢になった。現代の口腔は基本的に、恒常的に疾患の状態にある。これは、過去7,500年の進化が体内の細菌に及ぼす影響、健康に及ぼす重要な結果を初めて記録したものである」と述べている。

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「虫歯は近代の生活習慣病ともいえるかもしれません!その病気に対抗するため現在の歯科治療が確立してきたと思います、近年は予防の概念や食育の教育等が進み、日本では子供の虫歯は減少傾向にあります。歯科医師の役目も治療から予防への変化を来してきました。しかし、口腔内で様々な問題が起き、困っている患者さんもまだまだたくさんいることも事実です。我々歯科医師が国民にために何をすべきか?をいつも考える事が大切だと思います。」三嶋直之