UCLA International Endo Symposium 2日目

8日(2日目)は会場は青山のタカラベルモントで行われました。講師はUCLAの歯内療法専門医のオールスターです。各先生のが1時間ずつレクチャーしていただきました。もちろんすべて英語での講演ですが、清水先生が丁寧に同時通訳していただいたお陰で私のような英語オンチでも理解することが出来ました。

大学の講師の方ですので、少し固いイメージがありましたが、今の世界のスタンダードの歯科大学での歯内療法がわかりました。一人1時間ですので、深いディスカッションはありませんでしたが、清水先生から教えていただいた内容の真髄がUCLAにあるんだなと感じました。今後もこのようなセミナーを続けていただきたいです。(さすがにパイプ椅子での6時間近くの着席はおしりがしびれました(笑))

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UCLA International Endo Symposium 1日目

6日は申し訳ないのですが診療を早退して7日朝からの UCLA International Endo Symposium  を受講してきました。会場は1日目は上野のヨシダです。

今回はロサンゼルスで開業されている歯内療法専門医 清水藤太先生のFBのつながりの先生を中心に募集されていまして、楽しみに参加してきました。講師は1日目は清水藤太先生と東京で歯内療法専門医として開業されている寺内吉継先生です。寺内先生はある先生に曰く世界一根管内破折物除去の上手い先生です。

FBのみのCMでしたがたくさんの先生が参加されており、さすが世界の清水先生だなと感じました。清水先生のセミナーは3回目ですが毎回勉強になることばかりで勉強になります。アンチカーブファイリングを忘れてしていないことがあり、自分の診療を再確認しました。

寺内先生は、書籍等で拝見していましたが講義は初でした。大変、話が面白く1時間の講演では時間が足りなく消化不良な感じをしました。 NiTiファイルの話や診査・診断の話は大変興味深くまた聞きたくなる内容でした。

ランチョンセミナーでは安藤彰啓先生による《痛み》のセミナーは口の痛み原因は歯だけでなく脳腫瘍も原因の一つになるといった深い内容でした。(安藤先生は日本に6人しかいない口腔顔面痛の専門医です)

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《「下川エンド」20年の臨床》

「下川エンド」20年の臨床 長期症例でみるエンド治療成功への道 木村英生 著

前にもブログで書きましたが消えてしまいましたのでもう一度書きます。それぐらいおすすめです。このブログを見た木村先生のからメールも頂いてしまいました。

前書いた内容は覚えていませんので内容は変化があると思います。ご了承ください。

この本の見所は、なんといっても木村先生の診療に対する姿勢です。素晴らしいを超えて尊敬の域に達していると思います。20年間の間にその1本の歯を保存することに集中し、自分の臨床結果に厳しい条件をつけ合否を出し、詳細な経過を治療・観察し報告しています。しかし、木村先生は歯内療法専門医ではなく保険医ですので驚愕です。

治療方法詳細は、現代の歯内療法専門医とは考え方や方法が異なる部分もありますが、先生の臨床経過・結果をみれば間違っていると言える先生は少ないのではないでしょうか?私レベルでは先生のような結果が共わらないこともあります。

木村先生曰く「信頼できるエビデンスは臨床結果そのものである」と言っています。現代の歯科界の中でエビデンスという言葉がひとり歩きして絶対的な言い方をする先生もいますが、我々、歯科医師は人間という極めて繊細な生物を治療するにあたり、局所的ではなく全体として診査・診断・治療していかなければなりません。そのため、さまさまな経験から学習することも多く、ゲームのような攻略法では難しい事に出会います。また、我々歯科医師も人間ですので個々の技量・知識には差があることは当たり前で、自分の診療に合格点が与えられなければ反省・勉強しなければなりません。エビデンスも重要ですが自分の診療を自分のレベルに合った診療体制を整えることも大切かと思います。

多数の20年間の貴重な症例を流し読みするだけでも価値はあります。(オールカラー)自分で長期的な歯内療法を見ていく機会はなかなか無いかもしれません。お勧めです!

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井野泰伸先生歯内療法セミナー

18日は東京で行われた歯内療法セミナーを受講してきました。

講師はEEデンタル 歯内療法専門医の井野泰伸先生です。

井野先生は自費専門医でレジンと歯内療法を中心に診療を行っているプロフェッショナルな治療で有名な先生です。(ブログが有名で全国にファンがいます。日本未発売のボルテックスブルーニッケルチタンファイルを日本で一番CMした先生ではないでしょうか!)

今回、井野先生の歯内療法セミナーは2回めで復習の意味も含めて再受講していました。

やはり人間は忘れる生物で再確認する内容が盛り沢山でした。(私が忘れっぽいだけかもしれませんが・・・)垂直根充に関して特に勉強になりました。

夏には感染根管治療に絞ったセミナーも開催するようです。今から楽しみです。

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