The meeting for bone substitutes

4月2日 札幌で行われたセミナー『The meeting for bone substitutes』を理事長ともに受講してきました。インプラント治療を行うにあたり、骨量があることが必要条件となります。しかし、現実は抜歯部位や歯周病により骨吸収が進み、理想的な骨量がないことが多いです。そこで人工骨等の骨補填材を使用し、骨量をコントロール必要があります。その、骨補填材の勉強会でした。何がベストなのかは答えはありませんが症例ごとに何をコントロールしたいかを考えチョイスする必要があります。そのためにも自分が使用している骨補填材の長所・短所を把握する必要があると思います。

Kybiteシステムセミナー

26日東京日本橋 土屋歯科医院で行われた《Kybiteシステムセミナー》を受講してきました。講師は村岡秀明先生や塩田博文先生のセミナーアシスタントで活躍されている土屋公義先生です。

去年は土屋先生のDVDの発売もあり現在、注目をされている治療法です。私は去年セミナーを受講し今回は実習コースを受講してきました。

Kybiteシステムは塩田博文先生考案の軟化パラフィン臼歯部咬合法を天然歯における咬合採得に取り入れ顎関節症や咬合の違和感・不具合等の治療に応用している治療法です。義歯治療では軟パラ法は応用していたのですが、天然歯での応用も勉強したく今回参加させていただきました。

受講生相互実習を行い、簡易ステントをつくり、体幹の安定度を1本足の下駄で確認したり楽しい時間を過ごせました。また、土屋先生の人柄かと思いますがどんな質問を丁寧にお答えしていただき大変勉強になりました。

臨床を10年以上していますと咬合の重要性は思い知らされます。特に義歯に関しては極論かもしれませんが咬合(バイト)が命であり、これ以外には成功はないとすら感じています。その重要な咬合は残念ながら口腔内では判断(判定)できない事を自覚することから義歯治療が始まるような気がします。

☆旧義歯を用いた総義歯治療の実際

22日は東京 新宿で行われたセミナー《旧義歯を用いた総義歯治療の実際》を受講してきました。講師は九州で開業されている河原英雄先生と顎咬合学会理事長 上濱 正先生です。

河原先生は現在75歳ですがバリバリの現役の歯科医師でとても著名な先生です。私は初めて河原先生の講義を受講しましたが高齢とは思えないエネルギッシュなセミナーでした。

前のブログにも書きましたが義歯治療(特に総義歯治療)での水平的咬合採得の適否は義歯治療において最重要項目で、そのエラーは致命傷になりかねません。河原先生は旧義歯をリマウント法により日本人の食生活に適した前歯でも噛める義歯に短時間で治療してしまいます。この前歯でも噛める義歯は単なる食生活の向上だけでなく、認知症・体力低下・歩行障害等の全身的な障害も改善に向かわす力があります。もちろん特別な薬や魔法をかける訳ではありません。ただ、義歯でご飯が食べれれるようにするだけです。その内容のスライドは感動をする内容となっていました。また、そのリマウント法も歯科医師であれば習得しやすいシンプルな方法になっています。1時間あれば治療は可能ではないでしょうか?私も診療に取り入れているのですが是非 河原先生から直接指導していただきたくて参加してきました。受講する意味のある素晴らしい内容でした。もちろん鍛錬は必要ですが河原先生から学んだ事を忠実に行い 自己流にアレンジしないことが近道のようです。

SSIG 第4回勉強会

18日、今年最後のセミナーに参加してきました。インプラントメーカーのブレンベース社主催の定例勉強会です。講師は柴多浩一先生です。先生の長年の臨床で培ったインプラント診療だけではないお話を聞けたことは勉強になりました。また、後半は卵などを使用した実習があり楽しく勉強できました。

今年はこれが最後のセミナー受講となります。来年も勉強しなければならないことがたくさんです。また、その勉強したことを岩見沢の患者さんに少しでもフィードバックしていきたいと思います。