Frame Cut Back トレ-!!

義歯好きの先生ならご存知の方も多いと思いますが阿部二郎先生考案のFrame Cut Back トレ-についてです。(今回は専門的な話になりますが・・・・)下顎吸着義歯作製の一つのテクニックとして紹介されています。

2004年頃は、金属トレーを改造して1種類のアルジネート印象材のみ使用して閉口印象していましたが 近年はモリタからFrame Cut Back トレ-が発売されより臨床に導入しやすくなりました。

私の総義歯作製にも導入を試みて2004年頃はなかなかうまくいきませんでしたが 今年になって阿部二郎先生のお弟子さんのセミナーを受講して 再度導入してみました。

方法としては、2種類のアルジネート(固練りと柔らか練り)とシリンジを使用して閉口印象していきます。詳しくはセミナーや専門書を御覧ください。

この方法で、すべて保険での総義歯に使用してみた感想です。現在は下顎顎堤吸収が進んだ症例は珍しくなく よく遭遇すると思います。Frame Cut Back トレ-を印象すると今まで行っていた印象と比べると心細い感じがすると思います。しかし、この印象がデンチャースペースにフィットする感じがします。大きすぎず小さすぎず 口腔内を見ると人工歯だけが見える感じです。私の技術ではすべての症例で吸着義歯はできませんが、それでも開口時の安定はいい感じだと思います。もちろん、バイトや咬合 が関係していることは確かだと思いますが 閉口印象による効果は高いと思います。騙されたと思って下顎印象をFrame Cut Back トレ-を使用してみるとその感覚がわかると思います。

印象後の咬合床の外形線を少し小さめでその後 テッシュコンディショナーとシリコン印象材を使用して機能精密印象していきます。特に顎堤吸収が進んだ症例では顎堤がどこか解らず外形線に迷うことがありますが このトレーでの印象法は 口腔内がそのまま印象になるので外形線もわかりやすいです。(最終辺縁はテッシュコンディショナーとシリコン印象材で厚みと辺縁を作り出します)義歯に興味のある方はオススメです。

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奇想天外インプラント(笑)

こんな記事を見つけました!!発想がすごいですね。海外のジョークでしょうか?!三嶋直之

アルゼンチン ラグビー協会のスポンサーを務めるビールブランドの「Salta」が、“ラガーマンにとっての最高のビールであること”を訴求するために実施した、驚愕のブランディング施策をご紹介します。

ラグビー選手と言えば、練習や試合中の激しい“あたり”で歯が折れたり、抜けたりすることはさして珍しいことではありません。今回の企画は、そんな歯を失ったラグビー選手たちに「Salta」特注のスペシャルインプラントを提供するというもの。

思わず「本当に行われたことなのか…」と疑ってしまうほど、奇想天外な企画です。

“ラガーマンにとっての最高のビール”というメッセージを驚きの手法でコミュニケートする、前例のないブランディング施策でした。

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ザ クインテッセンス 2015年4月号を買ってみたが・・・?!

久しぶりに月刊誌を買ってみました。普段専門書はたくさん買いますが、月刊誌を毎月買うことは私はありません(広告が半分を占め、興味の無い号の時もありますので。これは普通誌でも言えることですが)(バックナンバーは時々、購入しますが・・)

でも、今月号は歯内療法専門医の清水藤太先生の書かれているとFBで知り(それもムービー付き)、早速購入しました。なかなか無いことですので・・・・・・・。

ですがたったの3ページ それにムービーも1分30秒ほどで終わり、前半の大切なフラップの部分が省略されていたり、逆根管形成でムービーが終わり、これから見たいところが・・・(涙)。オペの最初から最後までをムービーで見たかったです(涙)

月刊誌ではここまでが限界かも?!しかし、清水先生の神業といえるきれいなオペは見て損はありません(時間は短いですが) 田舎では、専門誌を立ち読みできる環境がありません。都会に居れば、立ち読みで今回は完了かも(笑) (他の特集は面白いものが多く勉強になりますが 今回の私の購入目的は清水先生のみでしたので落胆が・・・)

いつか清水藤太先生の単独の書籍や大特集を、欲を言えばDVDが発売することを望みます!!ベストセラーになると思います!!

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ペットボトルふた回収のNPO、ワクチン代寄付滞る

「世界の子どもたちにワクチンを届けよう」と呼びかけ、ペットボトルのキャップのリサイクルを進めるNPO法人「エコキャップ推進協会(エコ推)」(本部・横浜市)が2013年9月以降、キャップの売却益があるにもかかわらず、ワクチン代に寄付していないことが分かった。今も同じ呼びかけを続けており、寄付を受けてきた団体から疑問の声が上がっている。

エコ推は07年設立。リサイクル業者を通じて得たキャップ売却益の一部を、東京都港区の認定NPO法人「世界の子どもにワクチンを日本委員会」(JCV、細川佳代子理事長)に寄付してきた。JCVはユニセフを通じ、ポリオやはしかなど感染症のワクチンを途上国に届ける活動をしており、エコ推からの寄付が主な財源となっている。

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当院でも数年前からキャップの回収を患者さんに呼びかけ多量のキャップを回収してきました(現在は回収してません)。今回の報道を見て大変残念な気持ちと集めて頂いた患者さんに申し訳なく思います。事実関係をはっきりとしていただきたいとお思います。三嶋直之