すみません。更新が・・・

気がつくともう5月下旬、ブログの更新も3月からしていませんでした。(すみません)全く更新を行わずにいたわけではなく、メインの三嶋歯科医院のHPの更新をほぼ毎日行っていました。

この頃はコロナの影響で道外に出ることも岩見沢から離れることも数ヶ月行っていません。その分、毎日 専門書読書と歯科DVDの見直しをし、地道ですが歯科医師としてパワーアップを目指して頑張っておりました(笑)。まだまだ北海道はコロナの影響が大きく第二波・第三波が心配ですが、今を生きている私は今できることを全力で行うことが私のやり方です。

歯周病菌が肥満に伴う肝臓病を悪化させる

広島大学は口腔から感染した歯周病菌が肝臓に到達し、非アルコール性脂肪性肝炎 (non-alcoholic steatohepatitis、NASH)の病態を進行させることを明らかにしたと発表した。

この研究は、同大学大学院医系科学研究科口腔顎顔面病理病態学研究室の宮内睦美教授と高田隆名誉教授らの研究グループによるもの。

肥満に伴う肝臓の病気の1つである非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)は、その10〜20%が肝硬変や肝癌に移行するため、病態の解明が重要視されている。

近年、歯周炎がNASHの病態進行の危険因子であると報告され注目されていたものの、そのメカニズムについてはよく分かっていなかった。

近年、NASHの病態進行、特に線維化の進行機序として、TGF-β1や Galectin-3を介した肝星細胞の活性化が注目されていた。

研究チームは、歯性感染により肝臓に到達したPg菌が、TGF-β1 や Galectin-3 の産生を誘導することにより線維化を亢進するのではないかと考えた。

そこで、Pg菌が産生する病原因子である Gingipainや構成成分のリポプロテイン 、リポポリサッカライド に着目し、高脂肪食誘導脂肪肝マウスモデルや肝星細胞、肝細胞を用いて研究を行ったところ、NASHの病態を増悪するメカニズムが明らかになったという。 続きを読む

インプラントマスターコース第12回

22日は本当は東京でマスターコース 12回目を受講する予定でしたが今回のコロナウイルス感染症の影響でインターネット開催になりました。岩見沢歯科医師会の理事会もインターネット会議を取り入れていますが1日のインターネットセミナーは初めての参加でした。回線の不安定さが心配でしたが無事に受講することもでき、皆川先生チームのアシストもあり実習もネットを見ながら行うことができました。地方の人間からすると都心での講習会は移動費や宿泊費や時間がかかるため不利な点が多いです。しかし、私の受講したいセミナーはやっぱり都心に集中しており行かないわけには行きません。そんな生活を20年続けていましたがネットセミナーの魅力は有料でも十分魅力的だと感じました。来月4月が最終講義ですがこの様子だとオリンピックのように延期か?中止か?ネットか?になるかもしれませんね?

今回の勉強は前歯部審美インプラントのカスタム印象の勉強でした!

 

 

インプラントマスターコース11回目

16日は東京で開催されたインプラントマスターコース11回目を受講してきました。今回はIOD:インプラントオーバーデンチャーについての講義です。無歯顎(歯がない患者さん)に対するインプラント治療に関してです。歯は通常28本あります。その28本をすべてインプラントで再現することは技術面でも費用面でも患者さんにやさしくないことが多いです。その点ではIODは有利な点が多く、治療期間・資料費・メンテナンス等ボーンアンカードブリッジインプラントより利点があります。今回、そのIODについて勉強してきました。もちろんサージカルガイドを使用して適切なインプラント埋入を行います。現代の日本では超高齢社会になり無歯顎(上下総義歯を使用)している患者さんも多くいらっしゃいます、顎堤の吸収も強く、保険診療・自費診療問わず義歯の安定が難しい方もいるのが現状ではないでしょうか?インプラント治療により数本のインプラント支えがあることにより義歯が大きく安定する恩恵を受けることができます。もちろん多数歯欠損の方にも臼歯部にインプラント維持があることによりプラスに向かうことが多いと思います。そんな、IODについて1日勉強してきました。