ツインビーム・LED・デイライトを導入

私の診療の9割は拡大鏡を使用した治療になります。義歯治療でさえ褥瘡性潰瘍の場所を特定する場合使用しています。現在13倍の拡大鏡を使用していますが拡大率が上がるほどライトの明るさが問題になることが多いと感じています。拡大率が上がるほどより明るい光が必要となります。現在まで10万ルクスの拡大鏡に取り付けタイプを使用していましたがまだ足りない感じで今回「ツインビーム・LED・デイライト」を導入しました。今回の明るさは14万ルクス!!!コンポジットレジンが簡単に固まります(笑)でもかなり明るいです。満足な明るさですが価格も驚愕的な価格です。拡大鏡よりも高価です(涙)でも、マニアな私は実物をみて即購入を決めました。顕微鏡を買えばことは足りますが、拡大鏡の複数の患者さんを同時に観ることが可動性も魅力です。見えることは歯科診療において正義になると思います。見えない盲目的な感覚の治療は悪になりうると考えています。診査・診断は見えてこそ正しい治療計画の大きなヒントになると思います。頭にかかる重さは問題になりますがそこは上半身の筋トレでカバーする予定です(笑)

第35回口腔インプラント専門医臨床技術向上講習会

24日、東京の母校(日本歯科大学)で行われた第35回口腔インプラント専門医臨床技術向上講習会に参加してきました。全国のインプラント専門医が300名集まりインプラント講習を1日受講してきました。様々な新しい内容や復習をしてきました。インプラント専門医は安心・安全なインプラント治療ができることはもちろんのこと他院でトラブルになったインプラント治療に対しても対応できるようにならなければなりません。そのためにも日々研鑽は必要なことと考えます。100%の医療はありませんが100%に近づけるように努力することは誰もができる努力ですので。何歳になっても研鑽を忘れてしまったら医療人を引退するときだと感じています。ベテランも初心者も関係ありません!研鑽あるのみです。その研鑽は人間的にも研鑽です。

アルツハイマー病の原因候補に「歯周病菌」が浮上、歯磨きがアルツハイマー病予防に役立つかも?

行動・思考・記憶に影響を及ぼすアルツハイマー病に、世界で3000万人以上が悩まされています。その発症にはヘルペスウイルスの関与が疑われていますが、これとは別に、「歯周病菌」の関わりを主張する論文が学術誌・Science Advancesに掲載されました。

この論文は製薬会社・Cortexyme(コルテキシム)の共同創業者で精神科医のステファン・ドミニー氏や、大学院生としてアルツハイマー病を研究していたケイシー・リンチ氏らによって発表されたもの。 続きを読む

歯周病発見AIの共同研究開始!

東北大学と株式会社NTTドコモは生活習慣病や歯の喪失を引き起こす歯周病を早期発見できる社会を目指し,歯周病発見AIの共同研究を4月1日から開始することを発表した.

本研究は,現在広く普及しているスマートフォンを用いて利用者が自らの口腔内を撮影し,その画像から色や形状などの特徴量を抽出して,“機械学習”によって歯周病を発見するためのAI開発に取り組むもので,2022年度の実用化を目指すという.また,実用化にあたっては歯周病だけでなく,顎関節症や口腔がんなど他の口腔疾患にも対応する予定.

「歯周病」……利用者がスマートフォンのアプリ画面の指示に従って,自らの歯頸部の静止画像を撮影し,AIによるリスク解析を行う.

「顎関節症」……「歯周病」と同様に,利用者が自らの顔を撮影し,開閉口運動の動画を記録することで,AIによるリスク解析を行う.

「口腔がん」……歯科医師がスマートフォンを用いて利用者の舌や口腔内粘膜を撮影し,AIによるリスク解析を行い,専門医への受診等の連携に活用.

東北大学大学院歯学研究科・研究科長の佐々木啓一教授とNTTドコモ先進技術研究所の滝田 亘所長は,2019年4月~2020年3月までの研究を経て,2020年4月~2021年3月に実証実験を行い,翌2022年度の実用化を目指すというスケジュールを示しながら,東北大学の専門的見識・症例データとNTTドコモのAI技術・アプリケーションをどのように融合し,発展させていくか,それぞれの立場から期待と抱負,そしてクリアすべき課題を語った.患者啓発としてだけでなく,術者サイドの診断補助・支援ツールとしての発展性を含めて,今後,AI開発に対する注目度はさらに高まっていくだろう.(インターネット ニュースより)

*AIの発展・開発は今のトレンドのようです。お口の病気の審査・診断にもAIの応用が期待されます。SF映画のようにAIに世界が征服される日も来るのでしょうか?(笑)