日本口腔インプラント学会認定講習会6月コース

3日4日と2日間 北日本口腔インプラント研究会 日本口腔インプラント学会認定講習会 6月コースが開催されました。

3日は日本歯科大学口腔外科前教授 又賀泉先生。4日は北海道医療大学 村田勝先生と北海道医療大学 廣瀬由紀人先生でした。

日本歯科大学校友会岩見沢支部 特別講演会

2日(金)診療後岩見沢で今年、日本歯科大学口腔外科教授を退官された又賀 泉先生をお呼びして特別講演会が行われました。

今回、薬物性顎骨壊死について講演をしていただきました。骨粗鬆症治療薬のBP製剤を投薬されていますと顎骨壊死の可能性があります。2003年に紹介されてから年々顎骨壊死患者が日本でも増えてきているそうです。投薬患者のすべての方が発症する訳ではなくその可能性は注射薬と錠剤では、注射薬の方が発症率が高く0.8~12%、錠剤で0.01~0.04%程度と言われており、アメリカと日本ではコンセンサスの違いがあったりとまだまだ研究が進んでいるところのようです。ポジションペーパーも3年程度で改正されているようです。しかし、BP製剤の利点も多くあり、医科と歯科との医療連携が大切であることを教えていただきました。

最後に校友会一同と又賀先生との記念写真です。

《患者さんに喜ばれる下顎総義歯の吸着を成功させるポイント》

5月28日札幌で行われた《患者さんに喜ばれる下顎総義歯の吸着を成功させるポイント》講習会に参加してきました。講師は山崎 史晃先生です。

山崎先生は吸着義歯で有名な阿部二郎先生の門下生の一人です。今回、先生が日頃行われている総義歯治療を中心に紹介していただきました。私にとっては、先生が吸着義歯を作成しながら慣れによりチェックが甘くなってしまいエラーの出やすいポイントなど私も経験しており勉強になりました。また、吸着が良くても顎間関係のエラーが問題で噛める義歯にならないことも教えていただきました。一般的に高齢社会に突入に顎堤吸収が強い患者さんも珍しくありません。そのような患者に対し色々なオプションが有ることが解決につながることもあります。頭の中の引き出しの多さが臨床には役立つことも多いです。他人の診療を勉強し自分の診療に活かすためにも普段の勉強が役立ちます。