土・日曜日と東京で入れ歯の講習会に参加してきました。土曜日はお茶の水で「総義歯サミット」(いいネーミング(笑))、日曜日は永田町で「塩田義塾総会」。どちらも総義歯の講習会です。私は臨床経験も浅く、まだまだ未熟者なんですが何しろ「義歯」が好きなんです。学生の時は数学が好きで、その理由は答えは1つだけどその答えを導くまでの過程がざまざまであり、ちょっとしたきっかけで簡単に問題がとけたり、簡単だと思う問題に間違えたり・・。そのへんがパズルのようで面白かったのを覚えています。総義歯学も似ているところがあって、総義歯を作製するにあたり「咬める」「痛くない」「落ちない」とシンプルな目的があります。しかし、その目的を達成するにはさまざまな方法や理論があり、日々努力しなければなりません。このごろは思うのは、総義歯を作製するにあたり最も大切なのは「咬合(噛み合わせ)」であると考えています。ココで言う噛み合わせとは、難しいことではなく、左右均等にバランス良く噛んでいることです。それをクリアーするのは咬合採得(入れ歯の前後左右上下の位置を決める作業)が最も大切であり、慎重にすべき作業だと思っています。この作業でのエラーがあると咬めないということになるようです。私の作った義歯で皆さんが喜んで貰えるように頑張りたいと思います。