《糖尿病と歯周病との関連性および糖尿病の検査方法に関する研修会》


今日、岩見沢のコミュティプラザで行われた《糖尿病と歯周病との関連性および糖尿病の検査方法に関する研修会》の講習会を受講してきました 🙂

私は日本糖尿病協会認定歯科医師でありその更新のためにも受講を楽しみにしていました 😉

講師は北海道医療大学 古市保志先生です。後半は実際に採血し、血糖値の検査も行いました!

近年、糖尿病と歯周病の関係は、確実な因果関係があることがわかっています!また、歯周病治療から糖尿病を治療するといった口の治療から全身治療へとの動きが見られるようになってきました =-o糖尿病患者の血液には歯周病菌が検出されていることも、関係が深いことがわかります 🙁 今後アジア圏での糖尿病患者は増加することがいわれています。
歯茎から血がでる、歯茎が腫れる、口がネバネバする等の自覚症状があれば是非、みしま歯科医院にいらっしゃってください 🙂 歯周病が進行しているかもしれません :-! 一緒に歯周病をコントロールしましょう 😀

第63回 北海道歯科学術大会

今日は、札幌で行われた《第63回 北海道歯科学術大会》に参加してきました 🙂

今回は新しいNTファイル(根管治療の道具)が発売されたので体験してきました!現在、第3世代のファイルを使用していますが、今回のTFファイルは第4世代です!!いい感じでしたので早速使用することに決めました。

日本の歯根の保険での治療料金は他国の比べて数十倍も安いのが現実です。しかし、私は採算に関係なく、根の治療に力を入れています。ここの治療を手を抜くと長期的な歯の保存は難しいと思います。どんな治療を適当はいけません!!

かまぼこ・歯型の印象材 (@_@)


日本各地の名産品にかまぼこがありますね。かまぼこは日本人の大好物の一つ。おいしいかまぼこは、スケソウダラのすり身をアルギン酸で固めたものです。

 
ところで、歯医者さんで歯の型を採ってもらったことはありませんか。歯の型を採ることを「印象を採る」といい、また型を採る材料を「印象材」といいます。現在歯科医療で最も使われている印象材は、かまぼこに使われているのと同じアルギン酸を主成分としています。型を採るときは、息がしにくいなどの不快感があるかもしれませんが、そんなときには「これはかまぼこと同じ材料か」と思ってください。きっと少し楽になると思いますよ。

 
アルギン酸印象材は、比較的価格も安く使い勝手もよいので広く使われていますが、今日の歯科医療水準が要求する精度を十分満たすことはできません。そこで、精度を向上させるために、アルギン酸印象材とカンテンを同時に使うのが一般的です。型を採るときに熱いと感じた人もいるかもしれませんが、それは溶かしたカンテンを使ったからです。さらに、高い精度が必要な場合は、シリコンゴム系印象材などを利用することもあります。

 
そうして採った印象に、石こうを流し込んで模型を作ります。その模型を使って患者さんの歯を作りますが、現在の歯科医療の水準は十ミクロン(一ミリの百分の一)以下の精度を目標にしています。このように、歯科医療はこれまで、いかに精密なものを作るかをたえず追求してきました。

 
ところが、どんな精密な型を採ろうとしても、患者さんの歯に食べかすが残っていたり、歯肉がはれてすぐに出血するようでは、私たち歯科医師の苦労は水の泡になり、正確な型が採れません。だから、治療中の歯や歯肉の衛生管理も非常に大切なことなのです。

歯科治療に先だって、歯磨きの指導をしたり、歯石を取ったりして、お口の中を清潔にするのはこのためです。

《歯ごたえのはなし》 (@_@)


さぬきうどんをはじめ、麺類のおいしさは麺のこしにあるといわれています。では、どうやって、私たちはそれを感じているのでしょう。

 
食べ物のおいしさを味わうとき、味を区別するのは味覚という感覚ですが、歯ざわりというのもなかなか大切なものです。宇宙飛行士の食事も、最初はチューブに入ったペースト状にものでしたが、今は形のあるものに変わりましたね。これは、柔らかくて噛む必要のない歯ごたえのない食事では、食べた気がしないからでしょう。

 
歯ざわりとか歯ごたえという感覚は、歯の感覚と、咀嚼筋(噛むための筋肉)の感覚から成り立っていると考えられています。

 
まず、この場合の歯の感覚とは、むし歯になったとき、痛く感じる感覚とはまた別のものです。そして、歯の感覚は、歯の表面のエナメル質で感じるのではなく、歯の根の周りをおおっている歯根膜の、圧力を感じるセンサーで感じます。

 
また、咀嚼筋の感覚とは、顎を動かす筋肉の中にあるセンサー(筋紡錘)が感じる感覚のことです。筋肉の感覚はたいへん敏感です。たとえば階段を上っていて、高さの不ぞろいなところがあれば、目でみてもわかりにくいわずかな段差でも、すぐに歩く感じでわかりますね。それは足の筋肉の感覚が働いたからなのです。

 
うどんが歯に当たったことは、歯根膜のセンサーが知覚し、そのときの咀嚼筋にかかる力を、筋肉のセンサーで知覚します。それらの情報が大脳のコンピューターで総合的に判断されて、うどんのこしがわかると考えられています。

 
では全部歯がなくなった総入れ歯の人の場合はどうなるのでしょうか?。この場合、入れ歯を支える歯肉のセンサーが、歯根膜のセンサーの代わりをすると考えられていますが、感度がそうとう悪くなるようです。

食べ物のおいしさは、やはり歯が健康でなければわかりにくいのではないでしょうか。