「北海道医療大学図書館」(^_^)v


現在、歯科月刊誌は頼んでいません。昔は定期的に頼んでいたのですが普通の雑誌と同じで広告が多く、興味がない内容だと読まなくて、次の号が届くなんて事なんて事もありました・・・。
現在は、月刊誌の内容をインターネットで検索して、興味のある内容や連載をまとめて「北海道医療大学図書館」に文献依頼をしています。医療大学図書館は大変丁寧に対応していただくことが多く、メールでの文献依頼も出来るので私のような日中、図書館に行けない人間にとっては重宝しています。
岩見沢からはだいたい車で30〜40分ぐらいかかります(今の季節は吹雪の時は50分ぐらいかな?!)昼休みや診療終わりに文献を取りに行くことも多いです。
歯科雑誌は写真が多いのでカラーコピーでお願いするのですが、枚数が多くなると5千円近くなることもあるので買った方が安かったかもなんて思うことも・・・。
それでも、比較的近くに歯科の図書館があるので何かと助かります。
今の時期は図書館は受験生が頑張っている時期ですので、その姿を見ると私も13年前はよく図書館で国家試験勉強をしたことを思い出します。
みなさん、頑張ってくださいね 🙂

《歯内療法のアート》


《The Art of Endodontics 歯内療法のアート 〜最新のテクノロジーを駆使しシステム化された根管治療の実際〜》 ジャパンライム 解説・実演:L. Stephen Buchanan, DDS, FICD, FACD ステファン・ブキャナン

 今回はDVDの紹介です。
世界的で有名な歯内療法専門家のステファン・ブキャナン先生の根管治療の実際の治療DVDです。インプラントのDVDは多いのですが、歯内療法のDVDはあまりありません。発売日に飛びつきました(笑)。
今回は、もちろん顕微鏡を使用し顕微鏡目線で上顎大臼歯を根管拡大から根管充填までを一回の治療で終了しています。慎重な根管長測定をペーパーポイントを使用し決定しています(この方法は今回知りました!)。所々にブキャナン先生コメントが入っており勉強になります。
ただし、海外製のDVDに吹き替えをしていますので、翻訳が?だったり、編集が?なところもあります。また、テキスト等は含まれていません。出来れば、テキストや翻訳者のコメントやアドバイスが欲しいところです!(私の様な初心者には・・・)
長時間、口を開けていた患者さんも大変ではなかったでしょうか?(笑)
根管治療の専門家や根管治療好きな先生のDVDって感じです。すこしマニアックな内容ですので初心者には難解かもしれませんね!
私は根管治療が好きなんで、楽しく見せて頂きました。やっぱりムービーは分かり易いですね 🙂 専門書ではわからな動きやライブ感が良い感じです 😀

《無痛デンチャーの臨床》


《補綴臨床MOOK 無痛デンチャーの臨床》 医歯薬出版 中尾勝彦 著
この専門書は2002年の発売された書籍で、しばらく絶版でしたが近年になって再版されました。
総義歯の専門書ですが、桜井唯次先生の臨床を中尾勝彦先生がまとめた唯一の専門書です。桜井先生は50歳過ぎから総義歯研究を行い、全国で講演を行ったそうです(残念ながら私は受講できませんでした)。
この本を探していた理由は、私の総義歯治療でこの高齢社会になって増加している咬合(かみ合わせ)の不安定な患者さんの義歯は頭を悩まします。総義歯を勉強していく中で、この作成法を知りました。
桜井式デンチャーはフラットテーブルを付加した治療義歯を使用して、トレーニング後に安定した完成義歯を作製する方式をとっています。
現在、北海道では桜井式総義歯を導入している先生は少なくですが、全国には桜井先生の理論を引き継いでいる先生はいます。銀座で開業されている深水皓三先生もその一人で、より発展させた総義歯論になっています。来年、深水先生のコースに参加予定です。
この専門書はオールカラーで総義歯作製順に臨床写真を中心に掲載されています。現在でも十分通用する内容で、大変勉強になります。材料もほとんど現在でも手に入る物です。皆さん、また絶版になる前に購入してみてはいかがでしょうか?

《日常臨床の疑問に答えますQ&A70》


《日常臨床の疑問に答えますQ&A70 今さら聞けない!でも知っておきたい歯科医療の基礎知識 》 医歯薬出版 武藤晋也 監修
2009年に発売された「若い歯科医師の疑問に答えます Q&A70」の専門書第二弾です!
私が専門書を選ぶときに「若い歯科医師の・・・」「基礎知識・・・」なんて題名に惹かれます。私は37歳歯科医師でけしてヤングデンティストではないですが、気持ちは若い歯科医師に負けていません(笑)
この専門書は、見開きでほとんど内容が完結していますので読みやすく、内容的に浅い部分もありますが新たに深く勉強するきっかけになるのではないでしょうか?!
前書に比べてジルコニア・根管治療・レーザー・インプラント・エムドゲイン等の自費治療を中心に記載が多く、また、日常診療で早期発見が必要な口腔癌についての記載もありますので参考になりますよ!
日常臨床では色々な疑問になることもありましたが、経験で分かることもありますが、エビデンスレベルでの理解が足りないこともあります。このような本を読んで理解を深めるのが大切なような気がします!頑張ります(^O^)