洗口剤の勉強会

20日は診療後 当院にて洗口剤の勉強会を開催しました。講師はサンスター 歯科衛生士の河井さんです。現在、日本では洗口剤の研究・開発がかなり進んでおり。エビデンスが整いつつある感想です。17世紀にレーウェンフックが歯垢(プラーク)の中に微生物を発見したことでその存在が示唆されて約350年が経ち、歯周病病原菌も特定されていますがいまだ抗菌剤は開発されていません。その理由の一つが歯周病菌の特有の棲家ともいわれています。抗菌剤が効きにくい棲家に潜んでいるのです。今回原因菌のp.g菌にの棲家の壁となるF.n菌を壊すことにより歯周病菌を退治することがコンセプトの洗口剤です。今後 みしま歯科医院でも導入を考えている歯科医院専売の新しい洗口剤の勉強会でした。

北海道医療大学 授業

19日は午前中 北海道医療大学 歯学部4年生の方々に「インプラントについて」講義を行ってきました。朝9時からの講義でしたのでお疲れで睡眠不足の学生を多い中授業をしてきました。200枚以上のスライトを毎年リニューアルして行っていますが私のような歯科医師の授業が未来の歯科医師の方々のためになるか?わかりませんが私なりに頑張ってきました。市腰でも将来のためになれば良いのですが・・・・

みしま歯科医院 院長 日本口腔インプラント学会認定専門医 三嶋直之

『口腔外科専門医による抜歯ハンズオンコース』

2月18日 大阪で開催された『口腔外科専門医による抜歯ハンズオンコース』を受講してきました。講師は熊本開業の歯科口腔外科専門医 松原良太先生です。今回は私にしたら珍しくインプラント関係ではないセミナー受講です(笑)全く関係ないわけではありませんが・・・。今回は「抜歯」です。我々 歯科医師は歯を保存することが大切な仕事ですが、歯を抜歯しなければいけないことも多くあります。特に親知らずに関しては20代で抜くべきで、欧米のように歯列不正のことを考えて10代で抜歯することも多くあると聞いています。20代で抜歯すべき理由として顎骨の柔らかさ・抜歯部位の治癒の良さ・智歯の前の歯を虫歯にさせてからだと治療部位が大きくなる傾向があることなどが挙げられます。私も20代~30代の方で親知らずがあれば積極的な抜歯をオススメしています。もちろん事前にCTを撮影し、麻痺の心配がないような抜歯を心がけるのは当然です。その抜歯ですが、親知らずは骨の下に埋まっていることが多く抜歯時に骨の削除が必要なことがあります。その抜歯は普通抜歯に比べ難易度が高く、1時間かかって抜いたなどと聞いたことがあります。術後の痛みや腫脹は手術時間に比例することが多く、歯科医師としてはよりスピーディーに無痛に安全に抜歯をしたいと誰でも考えます。私も口腔外科出身ですので現在積極的に親知らず抜歯を行っています。

今回、自分の行っている抜歯術が専門医から学びもう一度見直す意味で受講してきました。抜歯は歯科診療の中でよく行われる治療ですが、いざ勉強すると思うと書籍がある程度でセミナーはなかなか無い事が多く セミナーニーズも少ないのかもしれません。

松原先生から細かな丁寧な講義を聞き、模型実習で復習も兼ねてしっかりバージョンアップしてきました。受講生は若い先生が多い中 中年おっさん歯科医師は汗をかきながら勉強してきました(笑)