「これらの製品は、除菌効果の高い紫外線ランプで歯ブラシを除菌できる歯ブラシケースだ。USBバスパワーで動作し、フタを閉じるとランプが自動で点灯、約6~7分で除菌が完了する。ミラー付きボックスタイプはUSBのほか、単三形乾電池2本でも動作可能だ。」
殺菌の効果は疑問がありますが・・・、どうなんでしょうか?USBで充電です。
歯ブラシを清潔に使用したいなら、一ヶ月に1回交換することをオススメします。新しい歯ブラシは汚れが効果的に取れますし清潔です。話のネタに・・・(笑)
困ったときに役立つ口腔外科症例集ーこれは何か? どう治すか?ー 鎌田仁 著 クインテッセンス出版
口腔外科領域の症例集です。オールカラー・119ページ
全52caseの症例が紹介されています。紹介分類の方法が症状(例:腫脹)→部位(例:口蓋)→治療→経過等の実際の患者さんが来院してその治療の時系列に書かれています。
口腔癌などはみて確定診断はできる事なく、病理診断が確定診断となります。
臨床医からみると症状から学んでいく方が現実的と思われます。また、自分で治療が可能か?もしくは適切な専門病院に紹介すべき内容の判断のスピード化につながります。
本文の脇にポイントとしてその病名の詳しい内容や分類などが書かれており、勉強になります。小手術のポイントの見逃せません。
一般開業医の歯科医師の中には外科が得意ではない先生の多いと思いますが、自分で治療することがなくても患者さんを速やかに紹介することも大切な仕事です。
口腔外科専門医の方には、物足りない内容かと思いますが、一般臨床医には大切な内容がたくさん書かれています。
欠点としては、写真が少し小さく、パノラマ写真だけでも大きく掲載してほしいところです。ほとんどのパンラマ写真が顎関節が切れた写真になってしまっているのが残念です。また、処置時のの道具の紹介もほしいところです。
教科書にのせたい義歯診療のコツーQ&Aで学ぶ臨床ヒント集ー 佐藤裕二 著 永末書店
総義歯・局部床義歯の専門書です。オールカラー・101ページ
国家試験形式(表が問題、裏が回答)の珍しい形式で書かれています。ただし、回答がすべて○とかすべて×等の答え(笑)があり本当の国家試験問題とは少し違う感じです。あくまでも雰囲気です。
所々にポイントやコラムなどがあり勉強になります。総義歯より局部床義歯部分が多く書かれています。項目も診察・印象・バイト等に分かれていますので整理が付きやすいかと思います。
特に、我々の診療はすべての義歯が自分で作ったものではなく他院からきたものや破折などの壊れた場合、長期に使用して劣化したものなど様々です。すべてが新製できる訳ではなく調整や修理をすることも日々の診療では多いものです。
そんな、調整・修理のポイントが中心に書かれていますのですぐに診療に生かせる内容かと思います。著者がかなり診療でいろいろな場面で出くわしていることがわかり、それに奮闘したのが感じられます。私も同じ経験をしたことがあり、納得です!パテの使用方法などためになります。
一般臨床寄りの読みやすい専門書かと思います。