矯正歯科治療における歯の移動の新たなカギとなる細胞を解明?!

東京医科歯科大学は、中島友紀教授、森山啓司教授、庄司あゆみ氏らの研究グループが、東京大学の研究グループと共同研究で、歯科矯正学的な歯の移動に骨細胞が産生するRANKLが重要な役割を担うことを明らかにしたと発表した。

矯正歯科治療は、歯を目的の位置に動かすために矯正装置を用いて力を加え、歯の土台となる歯槽骨の再構築(歯槽骨リモデリング)によって歯を移動させる。つまり、同治療の成否は歯槽骨のリモデリングをいかに制御するかに依存するといえる。

現在、歯の移動を加速し治療期間を短縮するために、さまざまな新しい矯正装置や薬物の開発が試みられている。効果的な治療法を開発するためには、歯槽骨リモデリングの制御機構を解明することが重要だが、いまだ不明な点が多く残されている。

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JIPIコース 第2回に参加

2日3日と大阪で行われたJIPI 年間コース 第2回を受講してきました。講師は歯周病学会指導医の牧草一人先生です。

今回は切開・剥離・縫合の内容です。模型とスペアリブを使用した実習です。切開・剥離・縫合は外科処置の基本項目になりますが、この内容が治癒の予後や手術の成功の鍵をにぎることも少なくありません。今まで我流的な部分を修正しよりパワーアップしなければなりません。口は大きく180度に開くことはけしてありえませんし、喉方向からの器具操作もありえません。しかし、視野の広い模型や動物骨を使用しての実習は意味があります。自分の術を講師に確認していただいたり多方向から確認できることは勉強になります。基本をより深く学ぶことの重要さはこの頃あらためて感じています。亜流や我流は危険が潜みます。先人の素晴らしい術を学ぶのが近道かもしれません。

 

認定講習会 8月コース

26日 27日 北日本口腔インプラント研究会 日本口腔インプラント学会認定講習会8月コース 講師は26日 明海大学 申 基喆教授・27日は インプラント学会指導医(北日本口腔インプラント研究会 副会長) 永山正人先生でした。

歯の神経の創傷治癒を促すメカニズムを解明-できるだけ削らない治療へ

新潟大学は、歯の中にある歯髄と呼ばれる神経組織の傷の治癒期における、炎症や痛みに関与する生体内物質プロスタグランジン E2の輸送経路と新たな役割について明らかにしたと発表した。

むし歯は進行すると歯の内部組織である歯髄に波及し、炎症や痛みを生じる。歯科医師は、むし歯による感染が歯髄にまで達してしまうと歯髄を除去し、いわゆる”神経を抜く”治療をするが、この除去は歯をやむを得ず削ってしまうため物理的に歯を脆弱化させ、将来的に喪失リスクが高まってしまう。そこで、歯髄自身が持つ高い自己治癒力を利用した「できるだけ歯を削らない」治療法を考えたということだ。

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