《垂直歯根破折歯を救え!》
今日は札幌のモリタで《破折歯接着治療実習セミナー》を受講してきました。講師は破折治療の第一人者 北海道大学の 菅谷 勉先生です。菅谷先生は、10年前ぐらいでしょうか?!岩見沢歯科医師会主催の講習会で受講して以来の受講です。
今回は実習付きということもあり楽しみにしていました。隣の席は苫小牧で有名なT橋先生と偶然に一緒になり大ベテランの先生が受講されていたのでびっくり&尊敬致します。
拡大治療をし始めてから10年ぐらい立ちますが、症状がなくても破折(クラック)を見つけることは多いです。また、破折は様々なパターンはありますが、歯科疾患の中の原因としてはかなり多くあると思います。ただし、診査・診断時に破折を確実に診断できないことも多く、原因が破折でも原因不明と言われていることもあると思います。
今回のセミナーでは、破折した歯を、口腔内で接着する方法・口腔外で接着する方法(再植法)を学び、今までも破折治療していましたが改めての確認と新しいエビデンスを勉強することが出来ました。
この破折歯接着治療はなぜがほどんど海外では行われておらず(再植術もそうですが) 日本が最先端を行っているようです(アメリカの歯内療法専門医の方々もしていないそうです)。多分、予後の不安やテクニカルエラー そして、成功の鍵として歯根膜の状態が大切ですがその歯根膜の状態を客観的に診査する方法がなく、ポケットの深さだけでは判断できないこともあると思います。(特に急性期の検査結果は当てにならいなと思います)
このセミナーに向けて菅谷先生の著書も読んだので今度レビューします。
久しぶりのこのコーナーですが、この頃また根管拡大方法を変えました。前の方法で特に問題はないのですが、より安全にと言った感じでしょうか?!(穿通 そしてゲーツの流れは変わりません)以下マニアックな内容になります。
NiTiファイルは現在はボルテックスブルーファイル 06テーパー #15~40を使用(以前使用していたレシプロやウェーブワンはもっぱらガッタパーチャ除去用にと考えていましたが超音波の方が早くて折れる心配もないので使用頻度は減っています)根管に負担をかけない方が良しとするならば細いファイルから順々に太いファイルのしたほうがやさしいような・・・。1本ファイル形成は早い、ファイル交換が必要ない等の利点がありますが、すべて術者目線のような・・・。
エンジンがTFアダプティブ用のモーターに変えました!(根管内の拡大時クラック防止のために) 切削能力は通常回転のモーターのほうが良いと思いますが、これでも特に拡大に問題ない感じです。またこのモーターのヘッドが極小なのがオススメです。
清水藤太先生の話では、NiTiファイルの登場で拡大形成が早く・的確になったが根管クラックの問題が出てきているとのこと!そして、超音波洗浄の金属製チップや逆根管形成の金属製チップがクラックを起こしている可能性もあるとのこと、温度や時間・パワーには十分気をつける必要があるようです。私は根管洗浄時は、超音波より洗浄効果が衰えると言われていますがエンドアクチベータを使用して洗浄しています。このエンドアクチベータはチップがプラスチック製ですので根管を傷つける可能性が低くなるようです。金属チップを使用時には根管に触れないように微弱にして洗浄が良いみたいです。ただし、湾曲している根尖付近は根管に金属チップが触れないように当てるのは難しいような・・・。エンドアクチベータのチップは作業長から1ミリ程度アンダーにして私は洗浄しています。根尖から洗浄薬は出したくないので!そして洗浄の専門家?小林千尋先生が話されている根尖部に吸引チップをおいて根管上部から薬液を流し還流させて洗浄する方法と2パターンで徹底洗浄しています。
続きはまた!