なぜ白い歯が黄色に変色してしまうのか?!

テレビなどで芸能人やスポーツ選手の歯を見ると、信じられないほど白く輝いていてびっくりすることがあります。お金をかけて特別なケアをできるセレブたちは白い歯を維持している一方、一般人は少しくすんだ色の歯を持っていることがほとんどです。「一体なぜ、白かったはずの歯が変色してしまうのか?」という謎について、サイエンス系のWEBメディアLive Scienceが報じています。

Live Scienceによれば、歯が変色してしまう理由には外因性と内因性の2パターンが存在しているとのこと。外因性の汚れは、歯の最も外側にあるエナメル質という層の表面が汚れるパターンです。アリゾナ州の歯科医であるジャスティン・フィリップ医師は、「歯を黄色くする原因で最も多いのは、その人の生活習慣によるものです。喫煙やかみタバコ、コーヒーや紅茶はエナメル質にとって最悪の攻撃者です」と語ります。

たばこに含まれるタールとニコチンは、喫煙者の歯を黄ばませる原因となる化学物質です。また、紅茶コーヒー赤ワインなどに含まれる苦みを感じさせる成分のタンニンも歯を変色させる原因となり、タンニンを含む飲料を愛好している人の歯は黄ばみやすいとのこと。

歯を黄ばませやすい食品や飲料の簡単な見分け方として、「服に触れたら服が汚れるもの」は基本的に歯を汚す可能性があると考えていいそうです。コーラチョコレートしょうゆカレーなどの暗い色を含むものや、ブドウブルーベリーザクロなどの果物も歯を変色させる可能性があります。

歯の主体をなす内部組織である象牙質で発生する内因性の汚れは、歯の表面に汚れが付着しているわけではないため、歯磨きなどの対処によって色を落とすことが非常に難しいとのこと。内因性の汚れが発生する原因としては、多くの薬物が関連していると考えられています。

抗生物質の一種であるテトラサイクリンやドキシサイクリンは、歯が成長している途中である8歳未満の子どもに服用させた場合、歯の色が褐色に変色してしまう可能性があるとのこと。また、赤ちゃんを妊娠しているか授乳中の母親がテトラサイクリンを服用した場合も、子どもの歯が変色してしまうかもしれないそうです。

他にも放射線照射による治療で内因性の斑点が歯に浮かび上がったり、フッ化物やミネラルを大量に含んだ飲料水を摂取することで歯に灰白色のしまや茶色の斑点ができたり、うがい薬やニキビ治療薬で歯が変色したりするケースもあります。

また、「内因性でも外因性でもない理由から、歯が黄ばんでしまうこともある」とマサチューセッツ州の歯科医であるエディタ・オターリカ博士は語っています。オターリカ氏によると、象牙質形成不全症やエナメル質形成不全症といった遺伝性の病気は歯の正常な発達を妨げ、歯を変色させることもあるとのこと。遺伝によって歯が黄ばむケースは他にも考えられ、「もともと遺伝的に歯のエナメル質が黄色っぽくなっている」ケースや、「単に遺伝的に歯のエナメル質が薄い」というケースでも半透明なエナメル質の下にある黄色の象牙質が見えやすいため、歯が黄色っぽくなってしまいます。

もともとエナメル質は老化と共に薄くなっていく運命にあり、年を取れば取るほど歯が黄ばみやすくなっていきます。他にも、歯が最も成長する子どもの時期に大けがをしたことでエナメル質の成長が妨げられたり、寝ている間に歯ぎしりをしているせいでエナメル質が削れてしまい、歯が黄色に見えることもある模様。

歯が変色しないように私たちができるのは、生活習慣を改善してよく歯を磨くことです。「歯に形成された歯垢(しこう)がたまると歯が変色して見えるため、歯垢がたまってしまう前に歯を磨いて歯垢を除去し、定期的に歯科医にかかって歯をきれいにしてもらうことが白い歯を維持するために大切です」とオターリカ氏は述べました。(インターネットニュースより)

白い歯に憧れる方は多くいます。歯磨き粉によるホワイトニングは外因的な要因を落とすだけですので、使用頻度が多いとエナメル質が削られ知覚過敏や形体異常が現れます。適切なホワイトングは歯科医院にてクリーニングで外因的要因を除去し、内因性の汚れを薬剤によるホワイトニングが良いと思います。特にホームホワイトニングに気軽にできますのでおすすめです。詳しくは当院までお尋ねください。(三嶋直之)